先輩Iターン女子の声

パカポンIターン女子 会員No.027

2017.04.13

出雲民藝館

出雲の南の端のほう、さらに細い道を奥に奥にいくと

出雲民藝館はあります。

 

観光で来ていたときも、なかなか行けなかった場所。

ついに行ってきました。

 

今回は布志名焼の作家・舩木研兒氏の作品展を見に行ってきました。

 

布志名焼は黄色い釉が特徴の美しい焼き物です。

始めは江戸中期ごろ民窯として発生し、その後、松平不昧公により再興されました。

長岡雲永は布志名焼を代表する陶工で、御用焼物師として不昧公の江戸大崎藩邸でお庭焼きを作るなど、数々の名品を残しています。

 

現在、布志名焼は舩木家と土屋家が現存し、その技術を継承しています。

 

舩木研兒氏は、バーナードリーチに学んだ作家で、日本の陶芸史にも名を残す作家ですが、なるほどその作風は布志名焼の特徴をもちながらも、新風を感じさせるカジュアルさも持ち合わせた、素敵な作品が多く展示されていました。壁面にとりつけてあったとされる、タイルの作品がかわいらしく美しかったです。

 

写真は民藝館の入り口。中に入ると旧家がそのまま保存されています。風が心地よい場所です。