先輩Iターン女子の声

どんこさんIターン女子 会員No.079

2022.02.02

四方拝敷⛩

吉田畳店の吉田社長が持っているのが、伝統的工芸品ともいわれる【四方拝敷(しほうはいしき)】☆

四方を四天王(仏教で持国天、増長天、広目天、多聞天の四人組)に守られた中でお坊さんがお経をあげる。
そういう敷物だから【四天拝敷】という名が付けられています。

縁は金七宝という伝統的な紋縁を使用してあります。これは、普通の家の畳の縁柄とは違い、寺院仏閣などでしか使ってはいけないような格式の高い高貴なものです。

この度、出雲市内のお寺さんからの特別な注文があり作成されたそうです。

仏具として使われる神聖な敷物ですから、紋が綺麗に合うように細心の注意を払って作られます。
その【紋合わせ】という細かい細かい作業は、神経を使います。
布目の一目でも違えば、出来ばえに大きな影響が出てしまうからです。
職人さんの腕の見せ所ですね♪

ごく限られた職人さんだけでしかその伝統的な工法は伝えられていないと言われています。
丁寧に一目一目、針先に神経を集中し、ほぼ全工程が手作業の拝敷。

実務経験7年以上じゃないと受験資格すらもない国家資格 畳制作技能士一級を持っておられる社長じゃないとできないお仕事です。

少しだけ仕事を拝見させて頂きましたが、畳は高度な精密な機械を使って作られますが、やはり、最後の最後の仕上げは手作業の技術が必要なお仕事です。

縁起の良い珍しい畳も見ることができ、職人さんの細やかな仕事も見れとても良かったです。
素晴らしい匠、技術職人さんが、出雲にはおられます((o(´∀`)o))