UIターン者の声

奈良県からIターン

池澤 朝次さん

2012年4月奈良県奈良市から夫婦で移住。都会の喧騒から離れ、静かな場所で暮らしたいと、各県のUIターン説明会等で情報を集めていた。島根県の説明会に参加した際、出雲市のブースを訪れ、空き家活用住宅の入居者を募集していたのを知り、入居を決める。

Q:佐田の方に移られる前に住んでいらっしゃった場所というのは、どちらになりますでしょうか?

池澤:奈良県のほうです。奈良市内です。

 

Q:移住されるきっかけというのはどういった事でしょうか?

池澤:これは、単に縁があって、「特に」言う事は無かったんですけども…縁があったと思うんですけど。いろんな各県からIターンしたい人が集まって案内会みたいのがあちこちであるんですよ。それで、何個か、お話聞かせてもらって、それで島根県の方へご縁があって、お願いします。ということになりました。

 

Q:様々な場所から、比べられて選ばれましたか?

池澤:いえ全く偶然で、それこそ本当に担当者の方と縁があったというんですかねえ。島根のブースにいた人とか市役所の方とか。特にという事でもないんですけども静かな所でちょっと生活したかったもんで、静かな所だったらどこでも良かったです。

 

Q:住んでみられた感想というのは?

池澤:まあ、住んでみて、出雲全体で割と静かなんで割と気に入っているんですよ。それと、お魚が安くて新鮮。どこのスーパーで買っても新鮮なんですよね。おいしくて。値段もすごく安いし。

あとは、フルーツ関係。こんな大きな梨とか結構スイカとか美味しいんで気に入っていますけどね。あとひとつは、家の裏がホタルがでてくるくらい。

 

Q:住まわれて地域との関係とかはいかがですか?

池澤:地域はほとんど知らんのですけども、ここら辺は月一回集まって会があるんで情報交換みたいな感じで。月一回の時に情報交換していろんなこと地域の事教えていただけるんでそれは有難いなと思うんですけども。家内はサークル入っていたり、ボランティアしたりなんかやってます

 

Q:住んでみられて驚かれたことや、昔と違って不便だなとか。そういった事はありましたか?

池澤:ここは、出雲市佐田町でも銀座通りですやんか。何不自由ないんですよ。スーパーは近くにあるし郵便局はあるし銀行はあるしガソリンスタンドもあるし、何不自由ないんですけど、驚いた事と言ったら熊の出没案内が有線から流れてきますやん。「大呂のほうで熊が出没しました。」ゆうて、それがびっくりしますよね。熊が出てくるゆうて!びっくりしますよね。それくらいですね。

 

Q:逆に住んでみられて、良かった所はありますか?

池澤:良かったことは、さっき言ったように静かですし食べ物も美味しいですし。あとは家が割と広くなってるんで、二人暮らしなんですけども、二人にしてはちょっと広すぎるんでほとんど使ってない。まぁ、広く生活させていただいているんで、いいん違いますかね。

 

Q:おうち選びをされる中でやっぱり静かで、おうちが広いとかそういうところも条件にされましたか?

池澤:いや。別に、二人だけでしたから広くても狭くてもそんなに気にもしていなかったんですけど、まぁ環境がいいところ。静かなところであれば、それとあと、交通が便利とか…たまたまここは条件がよかった。それこそ縁があって、たまたま市役所に紹介されたお家の中の一つだったもんで、借りました。

 

Q:市役所を経由して借りられましたが、手続き上どういう印象をもたれましたでしょうか?

池澤:市役所の方ともコンスタントに連絡取り合っていたので何の問題も無く、何日から入居させていただきます。という事で、スムーズに行けたと思いますけどね。

 

Q:出雲という所のまち柄、人柄というか、そういった所の印象というのはどういう風に感じられましたか?

池澤:出雲市民の、出雲人の特徴ですか?やっぱり、都会みたいに色んな人と接触されてないもんで、最初、大阪の人だったら割と知らん人でも声かける。「あんた、何してんの?」みたいに言うんやけど、まぁ、そんなことは無い。ある程度、素性がわかってきたら、色んな事を教えてくれるんだけど、まあまあ、やっぱり恥ずかしい言うんかちょっとね、あんまり知らん人にこう、訳もないのに声掛けたりとか…まぁ、そんな感じで、どっちかいうと引く感じいうか…何って言うんですかねえ…そんな悪い意味ではなくて、おとなしい感じの方が結構いらっしゃるのかなと思って。

 

Q:住まれてから地域の活動はしてらっしゃいますでしょうか?

池澤:地域の活動は、全くって言うほどしてないですね。ただ、草刈とかありますやんか。みんなで、年に何回とかっていうの。そういうのはもちろん参加するんですけど、例えば、どっかの近くのお宮さんのお祭りとかも、ようわからへんもんで、どうしても出雲市の中の行事とかに参加しますね。ちょうど明日なんか土曜日で農林高校の農業祭みたいなものあるんでちょっと出向いたりとか、そういうところは、よく参加していますね。地域を見てる。いうんか…まあ、それくらいですね。それとか、温泉。三瓶山とか玉造とか、いっぱい温泉がありますもんね。そこらへんは、結構利用させてもろてるんすけどね。

 

Q:近くの川でホタルが出るという事でそういった所はどう思われましたか?

池澤:えー!って思ったね。本当にびっくりしましたね。というのは、働いている同僚から、佐田のほうやったらホタル出るはずやよって言われたもんで、えー嘘やろう!って思って。ちょうどその時、6月の中くらいだったもので家に帰って8時頃見たら飛んでるんですよ。ほんまやわ!とおもてびっくりしましたね。ホタルなんかは普段あんまり見られへんから、都会の人なんかだったら、大人でも子供さんでも結構ハァ~って思うでしょうね。出雲の人にとったらごくありふれた光景かもわからんですけども、やっぱりちょっと新鮮な感じですね。

 

Q:住みよさではこの土地というのは…?

池澤:住みよさは、住みやすいと思うんですよね。住みやすいですね。静かにね。住みにくいところというのは…まぁ、若い子であれば仕事の関係が少ない。で、どうしても、職業選択が限られてくるんで、やっぱりそこら辺はちょっと都会と違うんかなと。生活する上においては、今、道もきれいですからね。高速道路も走ってますし、出雲から乗ったらずっと行きますんでね。若い子にとっては、やっぱりどうしても職業選択がちょっと難しいから困るかないうくらいで。

まぁ、僕らみたいに60越えたら好きなことしてやらせて頂けるのでありがたいですけどね。魚釣りもできますし、近く20分も走ればキララ海岸とかずっと行けますんでね。