kawasemi子育て世代&新婚さん 会員No.30

2025.10.31

出雲の10月

こんにちは。kawasemiです。

10月の出雲はイベントが盛りだくさん。出雲駅伝があったり、夢フェスタinいずもが開催されたり。

出雲駅伝は言わずと知れた学生三大駅伝の一つ。全国の名だたる強豪校が集う、出雲の秋を語る上では欠かせない一大イベントです。

残念ながら私は仕事のため観戦できませんでしたが、前日や当日の朝、ウォーミングアップをする選手の姿が見られ、静かな熱気と言うんでしょうか、街にいつもとは少し違う空気が流れていたのが印象的でした。

(私の母校は惜しくも優勝はならず。来年は是非とも沿道で選手にエールを送りたいなと思います。)

夢フェスタは駅前にある商店街などが中心となって開催されるお祭りで、出店があったり、パレードがあったりと実に充実した内容。中でもハイライトは、大蛇をかたどった山車を先頭にメインロードを練り歩くおろち踊り。妻と娘も幼稚園のお友達と一緒に参加してきました。

当日は天候に恵まれ、快晴のもとに行われたのですが、午前中から気温がぐんぐん上がり、パレードの頃には小春日和を通り越し、初夏のような陽気に。体調を崩さないか心配したのですが、娘もお友達も顔を真っ赤にしながら、それでも一生懸命踊り抜き、無事おろち踊りデビューを果たしました。

そして我が家にとってはもう一つ、今月は重大なイベントがありました。

それは、運動会。

私の故郷札幌では運動会といえば春先にやるものでしたが、本州では秋に開催するのが一般的なんですね。他の園でも同日に開催されていたところが多かったようです。熊本からは義理の両親も駆けつけ、皆で娘の勇姿を見守りました。

かけっこ、障害物競走、玉入れ、綱引き、フォークダンス……。娘はがむしゃらに頑張る、というよりもマイペースに楽しむという感じで、親としてはありゃりゃとなることもなくはなかったのですが、お友達や年長の組の子達と一緒に頑張っている姿を見ると、ただただ感動してしまい……。

見知らぬ土地に引っ越して来て、さらに幼稚園入園という大きな試練。娘が新生活に馴染むまではやはり多少の時間が必要でした。でも、今では出雲での生活を楽しんでくれています。

それもこれも全て娘の頑張りなのですが、とともに幼稚園のお友達、先生方、父兄の皆さんが暖かく私たちを迎えてくれたおかげだとも思っています。

出雲に引っ越してきて本当に良かったなと思うことの一つに、今の幼稚園と出会えたことがあります。先生方がしっかりと園児一人一人の性格や様子を把握してくれていて、さらに親のことまで気にかけてくれる。お友達の親御さんも途中入園した娘や私たちが馴染みやすいように色々と働きかけてくれる。

出雲の人は他県から引っ越してきた人に対して非常にウェルカムな印象があります。なのできっと、他の幼稚園や保育園でも状況は同じじゃないかなと思います。

小さい子供連れで移住して来た身には、これは何よりもありがたいことです。小さいお子さん連れで移住を考えている方には、一つ安心ていただける要素かなと思います。

来月は家族で玉造温泉に行く予定を立てています。今後はそんなこともお話しできたらと思います。

ではまた次回。

こんにちは。kawasemiです。

九月が終わるまでは何だかんだ夏の暑さが続くんだろうな、と思っていたのですが、意外や意外半ばを過ぎた頃から秋の気配が漂い始め、朝夕などは随分と過ごしやすくなってきました。

それに伴って増えてきたのが雨。北陸などの日本海側には「弁当忘れても傘忘れるな」なんて格言があるという話は聞いたことがありましたが、出雲もご多聞に漏れず非常に雨が多い。梅雨から夏の間は心配になる程少なかったのに、この九月に入って急に雨の日が増えました。長雨のシーズンですね。一日の中でも天気がころころ変わる。関東ではなかなかお目にかからなかった光景です。

ところ変われば気候も様々。冬の出雲もどんな表情を見せるのか、今から楽しみです。

さて、本日は出雲で出会ったおすすめの施設やお店などをいくつか紹介したいと思います。普段全く写真を撮らないため、文章での紹介だけになってしまいますが、お付き合いいただければ幸いです。

・しまね花の郷

出雲市駅から車で10〜15分ほどのところにある花公園です。植物園と公園の中間といった感じでしょうか。

以前私たちが暮らしていた千葉の八千代市には近所にバラ園があって、家族でよく足を運んでいたのですが、出雲にもどこか同じような場所はないかなと探したところ、出会ったのがこちらの公園です。適度に広くて開放感もあり、のんびり時間を過ごすにはおすすめの場所です。季節の花々が楽しめるのはもちろん、屋外には遊具もあり、特に小さなお子様がいる家庭には重宝する場所だと思います。

・島根県立宍道湖自然館ゴビウス

言わずと知れたゴビウス。私が紹介するまでもないのですが(そもそも今回紹介させていただく場所はどこも有名なところばかりなのですが……)、子供を連れて遊びに行けるところとなると、やはりこちらは外せないかなと思います。

いわゆる水族館とは違って、こちらは宍道湖に生息する生き物たちに特化した施設です。その分、普段出会わないような様々な生き物たちに出会えます。併設されたグリーンパークとともに、ここでしか見られない自然の姿を観察できる、まさにオンリーワンの施設だと思います。

・出雲科学館

「科学」と一口に言っても、その範囲はとてつもなく広いものでしょう。出雲科学館の素敵なところは、私たちを取り巻く自然界の法則や原理を、ごく身近な視点から体感させようと工夫されているところです。子供だけじゃなく、大人も世界の不思議に気付かされます。そんな「気づき」を提供してくれる場に、ぜひ一度足をお運びください。

・いずも縁結び温泉ゆらり

出雲市平田町にある温泉施設です。一畑電鉄の雲州平田駅からは徒歩10分ほど、出雲市駅付近からは車で30分ほどのところにあります。温泉が好きな私たち家族はよくお邪魔してます。

内風呂も露天風呂も源泉掛け流し。特に大露天風呂はその名の通り、かなり広めの造りで開放感が抜群です。私自身は入らないのですが、サウナの設備も充実しているようです(サウナーの義父は大満足でした)。館内には食事処やリラクゼーションサロン、広い休憩場所もあり、自家焙煎のコーヒーショップまで併設されています。広い温泉にゆったりと浸かれば、日々の疲れが癒えること請け合いです。

・粉家こん吉堂

飲食店を一つ。個人のお店を出して良いものか迷ったのですが、ご紹介させていただきます。出雲市駅からは徒歩5分ほど。こちらも私が紹介するまでもなく有名なお店です。玉子焼(明石焼)や中華点心とともに、それに合わせた燗酒が味わえます。

日本酒と料理の組み合わせと言うと、どうしても「料理の邪魔をしない」とか「料理を引き立てる」という観点で語られがちですが、お互いがお互いを高め合う相乗効果の関係こそが本来のペアリングではないか、と生意気にも思っていました。こん吉堂さんが提供してくれる料理とお酒には、それが感じられます。素材の良さを活かしたごくごくシンプルな味付けのお料理と、複雑味を秘めながらもすっきりと引き締められた燗酒。それぞれでも十二分に美味しいのですが、同時にいただくことで両者の味が更に膨らみます。

お酒好きの方はもちろん、日本酒や燗酒に馴染みのなかった方にも是非とも訪れてほしい、出雲を代表する名店です。

以上、ざっと挙げさせていただきましたが、それ以外にも出雲には紹介しきれない素敵なスポットがたくさんあります。

出雲市内には比較的近い距離に酒蔵が四つもあるし、他にもブルワリーやワイナリーなど、酒どころと言っても良いくらいの充実ぶり。海あり山あり湖あり。もちろん出雲大社やお蕎麦の名店も……。

私たちもまだまだ訪れていないところがたくさんあります。気になるところが見つかったらご紹介できればと思います。

それではまた。

2025.08.30

移動手段

こんばんは。kawasemiです。

前回の投稿から一カ月が経ってしまいました。出雲は変わらず夏真っ盛り。まだまだ暑い日が続いております。

今回は出雲の素敵なスポットの紹介を、と思ったのですが、それについては多くの方々がたくさんご紹介されてると思うので、少しニッチな話題についてお話しようかと思います。

それは出雲の交通事情です。

私がこちらに引っ越す前に気になっていたことの一つが、この交通事情でした。

と言うのも、私は昨年まで車の免許を持っておらず、全くの運転ド素人だったからです。

関東に住んでいる間、移動手段と言えば電車やバスなどの公共交通機関でしたから、免許がなくても問題はありませんでした。しかし、出雲に移住するとなると話は別。それで、一念発起して免許を取得したわけですが……。

でも、自信がない……。そんな超がつく初心者の私でもちゃんと運転できるのだろうか……。

結論から言うと、全く問題ありませんでした。

そりゃそうですね。しっかり交通ルールを守れば、基本的に運転できない道なんてものはないはずです。

でも、初心者にとって走りやすい道と走りにくい道というのは確実に存在します。

そして、出雲の道路は圧倒的に前者でした。街中はなだらかで真っ直ぐな道が多く、極端に細い道、複雑に入り組んだ道路というのはあまり見かけない印象です。

何より、ドライバーの皆さんがとても温かい。譲り合いの精神が深く根付いているように感じます。特に私のような初心者には、皆さん本当によく先を譲ってくれるのです。

同じように県外から移住された方何人かにお聞きしたことがありますが、皆口々に、運転しやすい、運転マナーが良いとおっしゃってましたし、義理の両親が熊本から来た際も、道が走りやすく、初心者には優しい街だねと話してました。

出雲にももちろん電車やバスなど他の移動手段はありますが、本数は多くなく、一、二時間に一本ぐらいの割合です。タクシーも、駅前などには停まっていますが、流しのタクシーというのはほとんど見かけません。必要な時は電話で配車の手配をする、というのが基本だと思って良いでしょう。

そう言った意味でも、自家用車は必要不可欠の存在です。

全く運転したことがなかった私にとって、車社会に身を置くことは不安の種でした。でも、出雲は運転初心者でも安心して運転ができます。これは大きな魅力の一つと言えると思います。

出雲の交通事情いかがだったでしょう。大した情報ではなかったでしょうが、少なくともとても運転がしやすい、ということだけは伝わったでしょうか。

では、今回はこんなところで。また冬の道路事情などもお届けできればと思います。

2025.07.28

初めまして

kawasemiと申します。

この度出雲での暮らしや移住に際して感じたことなどを当ブログにて発信していくこととなりました。

こうして自ら情報発信するのも初めのことで、色々と至らない点があるかと思いますが、出雲のことを知りたい方、移住を考えている方の少しでも役に立つ情報をお届けできればと思います。

簡単に自己紹介させていただくと、私たち家族は千葉県から引っ越してきました。私は北海道で生まれ、大学進学を機に上京し、以来二十年東京圏で暮らしてきましたが、昨年一念発起して転職を決意。この3月に島根県出雲市へとやって来ました。

仕事は食品製造(伝統産業と言っても良いかもしれません)。新天地で日々汗を流しながら働いている四十歳です。

さて、「島根県」、「出雲市」、そう聞いて皆さんはどんなことをイメージされるでしょう?

出雲大社、松江城、石見銀山、宍道湖、しじみ、そば……

正直に言いまして、移住する前の私の島根や出雲に対する知識というのは上に挙げたような、いわゆる典型的なものばかりでした(もっと言うと島根=しじみ、出雲=出雲大社くらいに思っていたかもしれません……)。

でも、実際に暮らしてみると、それら有名どころだけじゃない(もちろんどれも島根や出雲を語る上で欠かせないものばかりですが)、出雲という町が大小様々な魅力に溢れた土地であることに気付かされました。

例えば一つ、こちらに来て驚いたことを紹介すると、お魚が安くてとびきり美味しいのです。千葉や東京にも美味しい食材は色々ありますが、地元の新鮮な魚介がお手頃な価格で手に入るというのは都市部にはない大きな魅力です。こんなに美味しいものを日常的に食べられる、それだけでも出雲に来た価値があるね、なんてことを妻ともよく話しますが、これは誇張でもなんでもありません。食材の豊かさというのは島根、出雲ひいては山陰全体のとても大きなアピールポイントだと思います。

これはほんの一例で、決して派手ではないけれど、しみじみと幸せを感じるような、そんなさり気ない魅力が他にもたくさんあります。数ある魅力の一端を、これから私なりの言葉でご紹介していければと思います。

ご興味のある方は是非ご覧になってください。