先輩子育て世代&新婚さんの声

トト子育て世代&新婚さん 会員No.001

2022.06.30

出雲暮らしのきっかけ、転職のこと

はじめまして。

この度いずもな暮らしの子育て世代枠でブログ掲載することになりましたトトです。

1児の父親なのでハンドルネームはトトとします。

これから今年度毎月発信させていただきますので何卒よろしくお願いします!

 

第1回は出雲で暮らすことになったきっかけや、転職活動のことについて書いていきたいと思います!

出雲に来ることになって、知人に会うたびに口を揃えて言われるのが、「なんで出雲?」という疑問でした。私自身、生まれは九州の熊本でして、前職も愛知県に勤務していたのですけど、そんな私が一体全体なぜ出雲に?というところをお話ししようと思います。

(1枚目の写真は愛知にいた頃に撮影した名古屋駅の風景です!)

まず、結論から言えば“子育て環境を整えること”が一番の理由です。

でもやはりこの結論に至るまでの間には、色々な葛藤がありました。

一人目の子どもが産まれてから、子育て環境について妻と話す機会が度々あったのですが、最初妻に出雲で暮らしたいと言われた時、私は

「イズモ…?あぁ、出雲か…ふうん。」

という感じで全く気乗りしませんでした。

確かに、私も大学時代を島根で過ごしたこともあり、土地の雰囲気はそれなりに分かるつもりではありました。また、愛知には仕事の関係で暮らしていたので、夫婦二人とも親戚が近くにいなかったのに対して、出雲には妻の実家があり、何かあった時も安心できる。それが妻の言い分でした。

しかし、私が気乗りしなかった一番の理由は、出雲で仕事をして、子育てが出来るレベルの生計を立てるイメージが全く想像できなかった、ということがあります。要は転職先どうするの?というのがまず一番に頭にありました。

一般論として、世の中、特に都市部で暮らす人々の色眼鏡では、都会には仕事が溢れており、田舎には職がないと言われていますから。十把一絡げにそういった括りで見られているわけです。

(この感覚の払拭こそが今後の日本を変える原動力になると思うのですが、それはまた別のお話。また、愛知が都会か田舎か、という議論は話がややこしくなるし不毛なので、大都会!という体にします。いずれにしても暮らしやすく良いところです。)

確かに、仕事を選ばなければ、探して見つからないこともありませんが、特に自分のやりたい仕事で、ワークライフバランスも良く、給与もそれなりに、となると、中々のハードルです。しかも愛知で仕事をしながら、遠隔で探す必要もありました。

しかし、妻の出雲に対する情熱は想像以上で、猛プッシュが始まりました。子育て環境において如何に出雲が素晴らしいかを毎日諭され、とにかく転職サイトへ登録するように促されました。しかし数年間暮らし住み慣れた愛知県を出ていくことにあまり気乗りはせず、とりあえず生返事をする日々が続きました。私がそんなスタンスでしたから、それが原因で口論になることもあり、私は逆にこの話題に触れることすら嫌気が差してしまい、歯車が噛み合わず、妻も悪気はなく、私もどうすれば良いか分からず、仕事も家族の将来も、何もかも先行きが不透明で、何もかもが不安でした。そんな状態が数年間続きました。

そんな状況が変わったのは、私個人の価値観に大きな変化が起きたからでした。愛知でお世話になった恩師達の影響もあり、どこででも生きていく自信というか、そういうものがなんとなく身につきました。また、結局自分は一般論に囚われすぎていて、自分自身や家族の幸せについて、深く考えきれていなかったな、と反省をしました。

なので、正直に言うと個人的には生きるうえでの生活の場所はどこでも良くなった、と言うのが正確なところです。愛知だろうと、島根だろうと、そんなことは瑣末な問題になりました。私のスタンスが変わったことで、妻の念願だった出雲での暮らしが始めて現実味を帯び始めたのです。

ベクトルが同じ方向を向いてからは、話がとんとん拍子に進みました。転職先は遠方で探す必要があったため、基本的にインターネットで探しました。「くらしまねっと」「ジョブカフェ島根」などのサイトへ登録し、またふるさと島根定住財団さんへ転職活動のサポートを依頼しました。定住財団さんのサポートは本当に手厚く、非掲載企業の紹介や、個別相談の場を設けていただくなど、転職活動を進めるうえで精神的にかなり楽になったので、大変助かりました。

また、転職活動する旨は早い段階で会社へ伝えたことで、仕事の調整などサポートしてもらうことができました。連休を取らせてもらって家族揃って出雲市駅近くの某ホテルを拠点に転職活動をしました。夜20時以降にホテルでサービス提供される夜鳴きそばを毎日おかわりして食べ、温泉に浸かり、出雲大社周辺を観光し、出雲市内の蕎麦屋、カフェ巡りを堪能しました。やはり楽しみながらやる、というのが一番だと思います。

(2枚目の写真はホテルで食べた夜鳴きそばです!)

転職活動の甲斐もあり、数社受けた後いくつか内定をいただき、その中で希望に近い条件の企業さんにご縁があり、就職が決まりました。

今時点では出雲に越してきて4ヶ月目、仕事を始めて3ヶ月ちょっと経ちましたが、思った以上に住み心地が良く、良いところです。私が引っ越した先は意外と徒歩圏内で全てが揃うので、むしろ以前よりも便利が良いです。思い切って決断して良かったな、と感じています。めげずに説得を続け今の生活を実現してくれた妻には感謝しています。

 

次回は、出雲への引越しとインテリアDIYについて記事にしようと思います。

今回はこの辺で。ではまた次回に。