先輩Iターン女子の声

ゆうまIターン女子 会員No.059

2020.07.15

果物

島根県でも一年の中で一番魅力溢れる季節は夏ではないかと思っている私です。

 

というのも、好みの食べ物が一番多く出回る季節だから。(笑)

桃といちじくが果物の中ではベスト10で上位争いして未だに決着つかないほど好物なんですけど、この2つは旬が大変短いのですよね。他の果物は比較的一年中食べられるのに対して、品種にはよりますが2か月ほどで入手出来なくなるのが桃といちじくの特徴。

 

あんなに美味しいのになぜか一瞬で来年まで食べられなくなる!

なのでこの時期がやってくるとありとあらゆるお小遣い握りしめて一年分を食べ貯めるかのように毎日食べます。しかし出回り始めは値段がなかなかに高い…!今年はまたこの長雨で日照不足から値段が手に届かない。

しかし桃が食べたい。そんな気持ちは止められないので(食い意地の塊)、少しでもこの高ぶりを宥めるために代替品として凄い久しぶりにプラム(すもも)を買って食べたんですがコレがまた凄まじい美味さに上位争いに第三の刺客が!

ちなみに島根産のサマーエンジェルという品種が落雷に打たれたがごとく美味しかったやつです。

過去に某千疋屋でお菓子作ってたことあるのでコイツは人気あってすごい美味しいのは知っていたんですけど、某千疋屋で最高級のもの食べてたんですけどそれ上回る美味しさで二度衝撃。

え、千疋屋総本店で仕入れてたの産地どこだったっけ?て。

 

島根のプラムは流石にノーマークすぎて目から鱗ぽろぽろ。

桃といちじくが美味しいのは贈ってもらってたから知ってたけど、これにはハマりました。

 

そう、出雲に移住決めたのはコレが決め手だったんです。

好物2つがめちゃうまで、これが入手簡単で一番状態よく買えるならコレで商売したら絶対美味しいものがつくれる!!!そう思ったら「島根 出雲 移住」で検索してました。

まさか好物が増えるとは…!嬉しい誤算です。

 

プラムって千疋屋でもかなりマイナーな果物なんですよね。

メイン食材としてお菓子にしてなかったくらいなので。

そして巷の有名パティスリーやそうじゃないところでもこれでお菓子作ってる店はほとんど見かけないです。いいところゼリーにするくらい。

名前も和名は一括りに「すもも」だし、大石早生って品種は実際すももの名前通りかなり酸味強くて漫画のスッパマンみたいに顔めり込みそうなほどすっぱい。酸味が苦手なので私も子供の頃は嫌いなほどでしたが、桃と同じバラ科だと学習し、品種と品物も目利きすればちゃんと美味しいと千疋屋で知ったので、久しぶりに買う気になったんですがたいていの人はこの酸っぱい名前に固定概念が定着されがちだと思います。

好きな人だけが知ってる、この美味しさ。

 

食の醍醐味はまだ知らぬ美味しさと出会った時の感動だとおもうんですよね。

この感動をとても大事にしたくて(食い気の権化なので)、そしてこの感動をもっと布教したいってのが私の人生の目標であり、生き甲斐のようになっています。

飲食業目指したのもコレが根底にあります。

 

とっつきにくさだけでこの感動を共有できないのは無念でしかないならそのとっつきにくさ、取っ払ってしまおう!食のライフハックやー!が最近のスローガンとなりつつあります。

 

なので自分の店で出せる商品作りの一環と趣味を兼ねて食べ比べです。

雲南にココロノファームという果物直売所もやってる農園さんで食べたことない品種売ってたので今から食べ比べて、まずスペック調査とお菓子への可能性を探ります。

スーパーでも買えるけど、やっぱ直売所の品物のほうが味がノっていて美味しいよ、と直売所の方が仰っていました。しばらくは直売所のはしごで忙しくなりそうな予感。

 

なので果物の直売所情報、どしどし御寄せ下さい。(笑)