2025.08.25
海を照らす、出雲の光
皆様こんにちは、残暑厳しい毎日ですが今回は出雲景勝地である出雲日御碕と日御碕灯台を紹介していきます。
出雲日御碕は、出雲大社で知られる、島根県北東部にあたる島根半島のほぼ西端にある岬で、石英粗面岩から成る隆起海食台地で日本海の洗う断崖と黒い肌の岩礁が印象的な海岸です。ここに立つ白い灯台は国際航路標識協会(IALA)が提唱した世界灯台100選の一つに選ばれたのが日御碕灯台です。明治33年に着工し、明治36年4月1日点灯した日本人の設計•施工による大型洋式灯台で、地盤を平らに切り、根切りを施し、コンクリートを基礎とし灯台の外壁は切石積み、内部はレンガを積み立てた二重構造(この構造の一部は見学することが出来るようになっていました。)内外部吭接相持し蛇腹石及び冠石を累積し、その上に胴壁を据え付けており、石造積層の累積技術の優秀さにおいて到達点と評されています。明治32年7月浜田•境の両港が開港場に指定されて、外国貿易が活発化した事に伴ない、大型沿岸灯台設置の必要が高まったために建設されたもので、灯塔は島根県八束郡森山産の堅質の石を用い、その高さは、基礎から頂部まで43.7メートルで建設当初から現在に至るまで本邦最高の灯台として高さを誇っています。
灯台の上は展望台になっており、はるか北方に隠岐諸島を望み、南方には中国山地と「国引き神話」の杭となった三瓶山、南西にはウミネコの繁殖地「経島」を見下ろすことが出来ます。灯台の最上部に立つと灯台そのものがわずかに揺れているように感じました。出雲市の素敵な景勝地が一望出来る素敵な出雲日御碕にドライブお出掛けは楽しいと思います。



