2025.08.29
神々の宴と旅立ちの杜
皆様、こんにちは。本日は出雲市で毎年旧暦の10月10日に稲佐の浜から全国の神様が出雲にお集まりになり、滞在されたのち、最後に神々が立ち寄られる出雲大社と関係が深い万九千神社を紹介します。
万九千神社は、神在祭(毎年の神在月、旧暦10月)に際し、全国から出雲へと参集された八百万神が最後にお立ち寄りになるとの神話を今に伝えています。八百万神は万九千神社において、出雲路における神議りを締め括り、神宴(直会=なおらかい)を催したのに、神在月の26日から翌末明にかけて諸国へとお旅立ち(神等去出=からさで)なさるとされてます。万九千神社の御祭神は、国土開拓と国造りをされた大穴牟遅命と少彦名命、食物の神・櫛御気奴命の三柱と、日本国中の八百万神です。食物、五穀豊穣、農業、土木、建築をはじめとする諸産業の繁栄に御利益があるといわれています。八百万神が全国から万九千神社に集うことから最近では旅の安全祈願を願う旅行者や旅行業、宴会にかかわる飲食業の方の参拝が増えているそうです。
万九千神社の境内の中には立虫神社も祀られていて、地域の氏神様として地元の人々から厚い信仰も集めていらっしゃいます。
出雲市は出雲大社が有名ですが神話を辿って万九千神社など参拝するのもおすすめです。特に万九千神社は旅を司る御利益を得られ、自分の人生を旅と捉える私にとってはとても良い参拝になりました。万九千神社の境内には伊勢神宮と出雲大社を拝む祠もあり居心地の良い神社です。出雲大社を参拝した後に是非立ち寄って欲しいです。最後まで読んで頂きありがとうございました。



