2025.09.10
出雲の愛をはぐくむ女神
皆様こんにちは。本日は日本神話に伝える古事記に登場する、出雲大社の御祭神である大国主神の妻である八上姫が祀られている神社を紹介していきます。
八上姫とは、大国主神の最初の妃であり日本神話に登場する因幡国八上郡(現鳥取県河原町)の女神です。大神の異母兄弟である八十神たちの求婚を断り、大国主神と結ばれますが後に大国主神の正妻である須世理姫の嫉妬を恐れて、大国主神の子を身籠り出雲にまで会いに来たが木の股に挟んで故郷の因幡へ帰ったと伝えられています。八上姫と大国主神の恋物語は「因幡の白うさぎ」の物語として出雲に語り継がれています。
今回紹介する神社は湯の川温泉の旅館「湯元湯の川」敷地内にあります。因幡から大国主神を恋い慕って出雲の地を訪れ旅をした際に、湯の川温泉を発見し旅の疲れを癒し、一層美しくなられたことから湯の川の地で美人になった神様として崇敬されている神社です。神話の因幡の白兎に触れることが出来る神社でもあり美と縁結びに良いとされています。
色々な神社を巡り参拝させて頂いていますが八上姫神社では深く感動して参拝中に涙が溢れました。因幡から恋い慕って出雲まで旅をする想いの強さと八上姫の大国主神を思う気持ちに触れることが出来て本当に良かったです。出雲市に来たら是非、因幡の白兎神話に触れて現代に生きる神様の息吹を感じて欲しいです。



