英雄神須佐之男命の御魂を祀る古社
皆さん、こんにちは。本日は出雲国風土記にも登場する古社である須佐神社(須佐大宮)を紹介していきます。
島根県出雲市中部を南北に流れる神戸川の支流、山深い場所、島根県出雲市佐田町にある須佐川のほとりに須佐神社(須佐大宮)あります。
この地では日本神話の中でヤマタノオロチを退治した英雄「須佐能袁命〈須佐之男命〉(スサノヲノミコト)」に関わりが深く、『出雲国風土記』の須佐郷の条には、須佐之男命がこの地に来て最後の開拓をし、「この国は小さい国だがよい国だ。自分の名前は岩木ではなく土地につけよう」と言って「須佐」と命名し、自らの御魂を鎮めたと記されています。
全国には須佐之男命にゆかりの神社が数多くあります。ここは唯一、須佐之男命の御魂を祀る神社で、祭神は須佐之男命のほか、妻である稲田比売命(イナタヒメノミコト)と、その両親である足摩槌命(アシナズチノミコト)、手摩槌命(テナヅチノミコト)と、オロチ退治に登場する四神が祀られています。ご利益は良縁・子孫繁栄・家内安全・諸障退散など。
『風土記』や『延喜式』でも確認できる古社であり、本殿は1861年(文久元年)建築の大社造りで県の文化財にも指定されています。
出雲の山あいに立つ小さな神社ですが、周囲を緑に囲まれた境内は神秘的な雰囲気が漂い、日本一のパワースポットとしてメディアで紹介されるなど注目を集めています。
出雲市からは車で走ること約30分で須佐神社まで着きました。出雲電鉄駅からもバスが出ていますのでアクセスはしやすいと思います。道中は出雲市の自然豊かな風景を眺めながらゆっくりドライブを楽しみました。須佐神社では趣きのある神社に深く感動します。神社の周りは、街の雑踏を忘れる自然の息吹きの音に須佐之男命様の息吹きを感じられる素敵な場所です。是非、訪れて手を合わせ祈って欲しいと感じます。きっと素敵な何かを得られると思います。
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