十六島(うっぷるい)のり 「出雲国風土記」にも記述されている古い歴史をもつ十六島のり(うっぷるいのり)は、きめが細かく、つやが良く、磯の香りが高い事が特徴の最上級品です。 干して板状にしたものは高価ですが、お正月の御雑煮には欠かせないものです。学名も「ウップルイノリ」です。 松江藩主松平治郷(不昧公)は参勤交代の登城の際、江戸城に十六島海苔の裃を着て登城し、お国のPRをしたと言われています。 ※冬の荒海での海苔摘み作業はとても大変です。海苔の生えた岩場はぬるぬる滑りやすいのでスパイク付きの地下たびをはきます。シマゴと呼ばれる女性たちが、指先で巻き付けるようにして採っていきます。 前のページ 次のページ