先輩Iターン女子の声

usamiIターン女子 会員No.047

2020.07.10

2年前のはなし

こんにちは、うさみです。

今回は西日本豪雨の話をしたいと思います。

 

2年前の6月に、私は前職の会社を辞めました。

有休消化で

「西日本に行ったことないし旅行にでも行こう!」

「有名な神社巡りしたい!」と思い、

京都の伏見稲荷→島根の出雲大社→広島の厳島神社→成り行きで四国か九州に渡ろう、などざっくりな旅程だけ決めて出立。(写真は伏見稲荷や厳島神社)

 

そう、それが2年前の7月頭なのです 😳 

 

 

京都で一泊したあと新幹線で岡山へ行き、JRの特急「やくも」に乗り換え約3時間。

人生初の出雲市駅に降りたとき、京都とはまた違った高めの湿度と空気の綺麗さ、雰囲気に少し緊張しつつも懐かしい感じがしたのを今でも鮮明に覚えています。

…なんかこう書くと死亡フラグみたいですがまだ死にませんからね!?

 

すごく楽しかったので、1泊の予定を2泊にして、出雲大社さんや日御碕周辺の観光を満喫しました。

 

そうして雨雲が近づいているというニュースを見つつ、

「まあ大丈夫だろう」

と出雲をあとにして厳島神社に向かったのですが…

 

予想以上の大豪雨。

 

 

厳島神社のある宮島には渡れたのですが、そこから先がもう…

「これ、島から出られないんじゃ?」レベル。

 

おかげさまで小雨になっていた朝一の厳島神社には人が一人もおらず、綺麗な写真が撮り放題でしたけど!

そんなこと言ってる場合じゃない。

 

一泊したあとは運休直前の船に乗り、広島までは戻ることができましたが、

四国も九州も行けないどころか、

東京に帰る新幹線すら止まってる。

遣らずの雨ってレベルじゃないな!?

 

出雲に戻ることも考えましたが災害級の雨がいつまで続くか分からないので、とにかく東京に戻ったほうが良いと判断。そうして飛び乗った新幹線が停止と徐行を繰り返し…

 

なんとか東京に戻ることができました┐(´д`)┌

 

 

新幹線では廊下や出口付近のスペースも満員電車状態でしたが、近隣の人と情報交換をしたり充電器を貸しあったり…空気が悪くなかったのは幸いでした。

制服の女の子が「姉の結婚式に行く途中だったんです」と不安そうに話してくれたり、サラリーマンの人が「僕は出張帰りで」と話に混じってくださったりして、皆それぞれ大変ななかでも「困ったことあったら言ってくださいね」「お腹空いてる人いたらおにぎりあります」などお互いに声がけし合えたのがすごく心強かったです 😀 

 

 

私の西日本旅行はそこで終わり、今も九州は未踏のままです。

(四国はその後、出張で行きました!)

 

西日本豪雨のニュース記事を見るたびに、被災者ではないものの一瞬でも「災害による非現実めいた出来事」を体験したことや、出雲に初めて来た日の事などを、芋づる方式に思い出します。

今年もまた豪雨での災害となってしまいましたし、自分もいつどこで被災するか分からない&ペットが多い大所帯なので、物品の備えのほか、有事の際は情報収拾と早めの決断を心掛けるようにしようと思います。

 

また、出雲に来た日の事は一生忘れることはないと思いますが、それとは別として仕事も私生活も初心を忘れないようにしたいですね 🙄 

最近周囲の方や環境に対して甘えてばかりな気がしているで、気を引き締めねば…(笑)