先輩Iターン女子の声
どんこさんIターン女子 会員No.079
2021.10.10
悠久の朝🌄
出雲市内を流れる斐伊川にはいくつもの砂洲が大きな抽象模様をつくり、川に独特の風趣をそえています。
その砂洲は蛇の鱗を思わせ、川筋は曲がりくねり、両側には木々が繁り、その間を宍道湖の方角へ悠々と水が流れていきます。
日本最古の歴史書『古事記』に、ヤマタノオロチが登場しますが、その正体はこの斐伊川ともいわれていたりします。
穏やかなこの様子からはとても大蛇の姿は想像できませんが、大昔、この川が氾濫した時、オロチと比喩されるにふさわしい荒々しさを見せたのかもしれませんね。
人々にオロチと恐れられた、伝説が伝わる川。
真相はわかりませんが、激しく荒れ狂うような時があっても、しばらくすれば、今朝のように穏やかにゆったりと踊るような流れになり、そのサイクルは悠久の時を経ても変わらず、変わることなく、これからも続いていくんだろうなとロマンを感じた10月の出雲の朝です(*´︶`*)