2025.06.21
万九千神社
ブログを開いてくださりありがとうございます。山下です。
斐伊川のすぐそばには万九千神社という神社が建っています。
年に一度、神在月に日本中から八百万の神々が出雲大社に集まります。
万九千神社は神々が出雲を離れる際に最後に立ち寄られる神社だとされています。
出雲大社で神迎祭が斎行されたあと、万九千神社では神等去出祭(からさでさい)が斎行されます。
そして神々は万九千神社で直会と呼ばれる宴を催して旅立ちの準備を行います。
周辺の地名にもある「神立」はこの神々の旅立ちに由来しているそうです。
神等去出祭の夜は境内を除いたり、外出は避けたり、騒がしくせず静かに神々をお送りするという風習があるようです。
昨年神迎祭の期間中、実際に出雲大社に足を運びましたが、たくさんの人が訪れてとても賑やかだったため、神等去出祭も神々の宴が行われている聞いて賑やかなイメージを抱えてしまっていました。あくまで神々の催しだと理解して穏やかにお送りしたいと思います。
境内には万九千神社と立虫神社があり、本殿を囲むように可愛らしいねずみの石像が並んでいました。須佐之男命が大穴牟遅神(大国主)に与えた火難の試練をねずみが助けたことが由来になっているそうです。
ご利益などに合わせて様々な道具やポーズをとるねずみがとても愛らしいので、万九千神社へお立ち寄りの際はぜひ探してみてはいかがでしょうか。
私のお気に入りは「お醤油醸造チュー」です。