ガサガサ
ブログを開いてくださりありがとうございます。山下です。
先日仕事終わりに近くの川でガサガサ(網での魚取り)をしてきました。
岸の草むらは生き物の隠れ場所でもあるので、そこに網を入れてみるとスジエビやヌマエビたちがたくさん取れます。
水の中をよく観察してみると水面近くに小さな魚の群れが見えました。
下からすくうように取ってみるとかわいいメダカが入っていました。
実はメダカには姿がよく似たカダヤシという外来種がいるのですが、2種の見分け方は尾びれの形をみると分かりやすく、先端が真っ直ぐなのがメダカ、丸みを帯びているのがカダヤシです。カダヤシは特定外来種に指定されているおり、もし捕まえても持ち帰ったり、”別の川や池などに放すこと”は絶対にしてはいけません。
他にもシンジコハゼの稚魚や、ウキゴリらしき魚も網に入りました。
シンジコハゼは島根県をはじめ富山県、石川県、福井県に分布する小型のハゼで、近年はその数を減らしており、島根県のレッドデータブックにも記載されています。
今回網に入ってきた生き物たちはすべてその場で逃しました。これからも生き物たちが伸び伸びと育って、私たちが生き物を観察したり触れ合う機会が失われないよう自然環境を大切にしていきたいです。