先輩Iターン女子の声

どんこさんIターン女子 会員No.079

2021.07.13

稲の花🌾

 このたびの豪雨では、各所からご心配を頂きありがとうございました。とても、心強かったですm(_ _)m

まさかこんなに雨が降るとは思いもしませんでしたが、万が一の為、あんなに排水対策をしたのにも関わらず、大豆圃場がある場所全域が冠水し、せっかく大きくなりつつあった大豆が悲しいことになってしまいました😭

自然の力の前では、どうしようもない現実ですが、社長をはじめ、皆が気落ちするところは一切見せず、次の対策を立ててやっていこうとしている姿は、なんか凄いです。見習わなくては!

さて、【水稲】の方ですが、田植えをしてから、早稲(わせ)では約50日、晩稲(おくて)では約80日後に穂が出ます。
これが出穂(しゅっすい)です。

稲は晴れた日の午前中にひっそりと、花びらのない花を咲かせます。

1本の穂には、100個くらいの花が付いていて、穂先から順番に咲きます。開花時間は約2時間で、全部が咲き終わるまでに1週間くらいかかります。少しずつずれて花を咲かせるのは、子孫を確実に残すための仕組みです。

開花の適温は約30℃で、開花期に低温になると花粉の受精能力が落ちて不稔籾が多くなります。

この時点では、籾の中はまだ空っぽに近い状態です。
なお、花を傷つけるといけないので、この時期は田んぼには入れません。

収穫を増やすには、出穂から登熟(とうじゅく)までの期間に晴天が続き、光合成量が大きくなることが大切です。出穂後に晴れて暑い日が続くとおいしいお米ができます。

中国地方も本日、梅雨明けとなり、人間にとっては厳しい暑さがとうとう本番となりますが、稲にとっては恵みとなります。
まだ不安定な空模様のようですが、どうかこのまま穏やかで温かい夏らしい天気が続いて、どんどん美味しいお米になりますように🙏と、ツユクサ目線から願うばかりです。