先輩子育て世代&新婚さんの声

トト子育て世代&新婚さん 会員No.001

こんにちは、トトです。

毎日暑いですね!出雲も暑いです。

いよいよ待ちに待ったが来るという期待感で胸が膨らむ今日この頃です。

 

と言っても第2回はまだ春先の頃のお話で、県外からの引越しとインテリアDIYのことについて書いていきたいと思います。

これまでに単身での引越しは何度か経験があり割と気楽でしたが、出雲へ来るときは家族ごと愛知から越してくる必要があったため、慣れないことも多く大変だったように記憶しています。

まず、第1回で書いたとおり、移住や転職を決意するまでの間に結構な時間がかかり、職場の場所が確定しなかったものですから、そもそもどこのエリアに引越しするか、という議論がしばらくの間棚上げとなり、挙句の果てに棚からふわりと宙に浮かび、はるか上空を漂っているような、話のまとめようもない有様でした。

 

しかし、やっと今年の1月に転職先が決まり、4月入社に向け引越し準備に本腰を入れて専念できるようになりました。4月入社ということは、諸々準備等を考えると概ね3月上旬頃までに引越し先を決め、幼稚園を決め、諸々の事務手続きを済ませ、身辺整理をしないとなりません。

 

転職を決意した11月頃からなんとなく引越し先の住居は妻が数カ所見繕っていました。一度転職活動の最中に出雲へ数日泊まり込みで来た際に候補地の外観は見ましたが、現地で内覧するほどの時間的余裕はなく、結局ほぼWEB上でのやり取りで賃貸アパートの契約を決めました。

 

ただ今時は、例え現地内覧ができなくてもWEB内覧ができます。不動産管理会社さんにお願いしてビデオ通話でリアルタイムに部屋の様子を案内してもらう事ができました。回線の影響なのか映像が不鮮明で、細かい部分は分からず、例えば部屋の年季具合や周辺の空気感など実際の内覧では感じることのできる部分がいまいち伝わってこないといったデメリットはありますが、それでも概ねの部屋の構造は把握でき、細かい点もその場で質問したら答えてくれるので、大いに助かりました。

 

住む場所が決まったら次は息子の幼稚園決めです。幼稚園は競争率が高く、希望の場所に入れるか不安、というイメージだったのですが、出雲市内の幼稚園はそこまでの状況ではないようで、幼稚園に電話を入れたらすんなりと無事に、家から最寄りの希望の幼稚園へ入園手続きが済みました。

 

そして、荷支度を済ませ、いよいよ引越し当日となりました。これまで過ごした我が家との別れは郷愁を感じます。息子と各部屋を回りながら、この部屋はおもちゃで沢山遊んだね、この部屋は景色が良かったね、お風呂場も沢山遊んだね、などとやっていると、息子が静かに涙を流して泣いていることに気づきました。これまでにそんな泣き方を見せたことはなく、3歳ながらに今回の引越しに対して何か感じるものがあったのだろうと、私の中で強く印象に残っています。

 

愛知から出雲までは車で約8時間かかりました。引越しの際に不要な家具などは思い切って処分したため、家族3人にしては比較的身軽になりました。こちらに来てからすぐ出雲そばを食べました。

 

新居に到着し、荷解きをしながら、部屋のインテリア整備。実は我が家はキャンプが趣味で、新しい家ではキャンプ用品のテーブルや椅子をそのまま家具として実験的に活用することになりました。耐用年数的にどうだろうと思っていますが、今のところは支障なく使えています。家具代や収納場所も節約でき、良いアイデアかなと思います。

 

また、1×4材で自由サイズの棚が作れる金具が最近ホームセンターなどで安く売られているので、収納棚などをDIYで製作し部屋の収納力を向上しました。賃貸なので壁にダメージの少ない石膏ピンで取付けしています。構造もしっかりしていて、これでかなり部屋がスッキリします。

テレビは引越し時に不要と判断し、処分しました。代わりに市販の白いロールカーテンを購入し、先ほどの1×4材キット等と組み合わせて壁掛けプロジェクタースクリーンを製作。これは思いの外出来栄えが良く、非常に満足しています。

 

新しい住居は日当たりも良く、中々住みよい環境です。テレビのない生活はどうかと思いましたが、余分な情報が入らず自分の趣味に費やす時間が増え、個人的にはおすすめです。

 

次回は、夏のことについて記事にしようと思います。

今回はこの辺で。ではまた次回に。

 

はじめまして。

この度いずもな暮らしの子育て世代枠でブログ掲載することになりましたトトです。

1児の父親なのでハンドルネームはトトとします。

これから今年度毎月発信させていただきますので何卒よろしくお願いします!

 

第1回は出雲で暮らすことになったきっかけや、転職活動のことについて書いていきたいと思います!

出雲に来ることになって、知人に会うたびに口を揃えて言われるのが、「なんで出雲?」という疑問でした。私自身、生まれは九州の熊本でして、前職も愛知県に勤務していたのですけど、そんな私が一体全体なぜ出雲に?というところをお話ししようと思います。

(1枚目の写真は愛知にいた頃に撮影した名古屋駅の風景です!)

まず、結論から言えば“子育て環境を整えること”が一番の理由です。

でもやはりこの結論に至るまでの間には、色々な葛藤がありました。

一人目の子どもが産まれてから、子育て環境について妻と話す機会が度々あったのですが、最初妻に出雲で暮らしたいと言われた時、私は

「イズモ…?あぁ、出雲か…ふうん。」

という感じで全く気乗りしませんでした。

確かに、私も大学時代を島根で過ごしたこともあり、土地の雰囲気はそれなりに分かるつもりではありました。また、愛知には仕事の関係で暮らしていたので、夫婦二人とも親戚が近くにいなかったのに対して、出雲には妻の実家があり、何かあった時も安心できる。それが妻の言い分でした。

しかし、私が気乗りしなかった一番の理由は、出雲で仕事をして、子育てが出来るレベルの生計を立てるイメージが全く想像できなかった、ということがあります。要は転職先どうするの?というのがまず一番に頭にありました。

一般論として、世の中、特に都市部で暮らす人々の色眼鏡では、都会には仕事が溢れており、田舎には職がないと言われていますから。十把一絡げにそういった括りで見られているわけです。

(この感覚の払拭こそが今後の日本を変える原動力になると思うのですが、それはまた別のお話。また、愛知が都会か田舎か、という議論は話がややこしくなるし不毛なので、大都会!という体にします。いずれにしても暮らしやすく良いところです。)

確かに、仕事を選ばなければ、探して見つからないこともありませんが、特に自分のやりたい仕事で、ワークライフバランスも良く、給与もそれなりに、となると、中々のハードルです。しかも愛知で仕事をしながら、遠隔で探す必要もありました。

しかし、妻の出雲に対する情熱は想像以上で、猛プッシュが始まりました。子育て環境において如何に出雲が素晴らしいかを毎日諭され、とにかく転職サイトへ登録するように促されました。しかし数年間暮らし住み慣れた愛知県を出ていくことにあまり気乗りはせず、とりあえず生返事をする日々が続きました。私がそんなスタンスでしたから、それが原因で口論になることもあり、私は逆にこの話題に触れることすら嫌気が差してしまい、歯車が噛み合わず、妻も悪気はなく、私もどうすれば良いか分からず、仕事も家族の将来も、何もかも先行きが不透明で、何もかもが不安でした。そんな状態が数年間続きました。

そんな状況が変わったのは、私個人の価値観に大きな変化が起きたからでした。愛知でお世話になった恩師達の影響もあり、どこででも生きていく自信というか、そういうものがなんとなく身につきました。また、結局自分は一般論に囚われすぎていて、自分自身や家族の幸せについて、深く考えきれていなかったな、と反省をしました。

なので、正直に言うと個人的には生きるうえでの生活の場所はどこでも良くなった、と言うのが正確なところです。愛知だろうと、島根だろうと、そんなことは瑣末な問題になりました。私のスタンスが変わったことで、妻の念願だった出雲での暮らしが始めて現実味を帯び始めたのです。

ベクトルが同じ方向を向いてからは、話がとんとん拍子に進みました。転職先は遠方で探す必要があったため、基本的にインターネットで探しました。「くらしまねっと」「ジョブカフェ島根」などのサイトへ登録し、またふるさと島根定住財団さんへ転職活動のサポートを依頼しました。定住財団さんのサポートは本当に手厚く、非掲載企業の紹介や、個別相談の場を設けていただくなど、転職活動を進めるうえで精神的にかなり楽になったので、大変助かりました。

また、転職活動する旨は早い段階で会社へ伝えたことで、仕事の調整などサポートしてもらうことができました。連休を取らせてもらって家族揃って出雲市駅近くの某ホテルを拠点に転職活動をしました。夜20時以降にホテルでサービス提供される夜鳴きそばを毎日おかわりして食べ、温泉に浸かり、出雲大社周辺を観光し、出雲市内の蕎麦屋、カフェ巡りを堪能しました。やはり楽しみながらやる、というのが一番だと思います。

(2枚目の写真はホテルで食べた夜鳴きそばです!)

転職活動の甲斐もあり、数社受けた後いくつか内定をいただき、その中で希望に近い条件の企業さんにご縁があり、就職が決まりました。

今時点では出雲に越してきて4ヶ月目、仕事を始めて3ヶ月ちょっと経ちましたが、思った以上に住み心地が良く、良いところです。私が引っ越した先は意外と徒歩圏内で全てが揃うので、むしろ以前よりも便利が良いです。思い切って決断して良かったな、と感じています。めげずに説得を続け今の生活を実現してくれた妻には感謝しています。

 

次回は、出雲への引越しとインテリアDIYについて記事にしようと思います。

今回はこの辺で。ではまた次回に。