プリンIターン女子 会員No.129

2024.05.14

いずもで広島

県外の友人が訪ねてくると、出雲ならではの美味しいご飯やさんに連れて行きたい。
何が食べたいかの返答が「なんでもいいよ」だと悩む。
若い頃、母の質問に対して同じ言葉を返していたことを反省する瞬間でもある。

困ったときは、会社の先輩。
数ある候補の中から、今回は鉄板焼のお店に決定。

外観はお好み焼きやさんとは思えないオシャレな佇まい。
中に入るとボックスとカウンター席があり、ボックス席に案内された。テーブルの鉄板に出来上がった料理が提供されるスタイル。

先住地、鳥取の前は大阪に住んでいたので、お好み焼きにはうるさいほうだが、ここのHERA焼きはかなりヤバい。チーズが入っていて濃厚なので、全部食べれるかなという心配をよそに、奪い合いになるほどの美味しさ。秘密は大葉。この組合せは最強、おすすめというか絶対食べたほうがいい 笑

 


広島鉄板焼 HERA(ヘラ)
〒6930065 島根県出雲市平野町20-1
定休日:水曜日
https://hitosara.com/0006094739/(ヒトサラ)

2024.04.24

出雲弁⑤

英単語や英文で、書いてあるのに発音しない文字がある。
例えば ” know ” や ” knife ” の ” k ” は発音しない。

このようなサイレントレター
とよばれるものが、出雲弁にも存在するらしい。
スーパー店員さんと、買い物にきたおじいさんのお話、あまりにも面白かったのでご紹介。

 



客) ポンズはどこにあーかね

店員)こちらです

客) か(これ)ポン酢だがね。ワスがゆっちょーのは、ポンズ

店員)ポンズ……ス ポンズ……スポンジ!!!

 


いやー出雲弁、実に奥が深い。
か、スタッフ研修で出雲弁講座の受講がいーやなね 笑

2024.04.24

かかりつけ

3月から5月にかけて大陸から飛来するアレが苦手な私。
花粉ではなく、そう、黄砂。

常に対策はしているが、想定を超えたらしいこの日、海辺で外仕事だったのだが、仕事が終わる頃には声はガラガラ、鼻水はダラダラ。自宅に帰りシャワーで流し安心したのも束の間、喉の激痛と寒気で眠れぬ夜を過ごすことになる。

職場の先輩情報、ネットの評価や口コミ、ドクターズ・ファイルを参考に探した結果、白モッコウバラで囲われた、まるでカフェのような佇まいの病院にたどりついた。
スタッフはとてもアットホームなやさしい雰囲気、院長はとにかく患者の話をよく聞いてくださる。予約制ではないので待ち時間は長い。体調はもちろん最悪だったが、縁側日向ぼっこ気分でバラを眺めながらの時間はさほど苦にはならなかった。

移住して困ったことはないかと聞かれたら、一番に「かかりつけ医さがし」、二番目に「美容室さがし」だったが、これでひとつ解決!

 


はら呼吸器内科クリニック

〒693-0068
島根県出雲市姫原3丁目5-7
ドクターズ・ファイル(原 克之 院長の独自取材記事)

2024.04.23

筋肉を買いに

ムッキムキの筋肉、お好きですか?
私の好きな筋肉はカッチカチではなく、フッワフワ。

移住前から気になっていたパン屋さん。
ベーカリーたろきち。
2年ぶりに訪れると、かわらず目印の看板
柴ワンコ「たろ」がとびきりの笑顔で出迎えてくれた。

店主さんの家族「たろ」は、とても人懐こくて
大病することなくヒトの齢で100歳まで長生きしたそう。
店名の由来は「たろ」と同じように
沢山のかたに愛され長生きできるようにとの思いが込められているのだとか。

そしてかわらず私のお目当ては「筋肉たろきちパン」
三度目の正直を期待したものの、また振られてしまった。
現在オンラインショップもあるのでそちらで購入可能なのだが、
せっかく出雲に住んでいるのだから、ぜひ店舗で購入したいというひねくれもの。

今度は朝一番でいってみよう。
買えたとしても、眺めるばかりで食べれなさそうだけど 笑

 


ベーカリーたろきち

〒693-0033
出雲市知井宮町1197-1
営業時間:9:00-17:00
定  休  日:水・木
Online Shop
Instagram


 

先日、勤務先の方に教えていただき、今在家のチューリップ畑を訪ねた。

途中、菜の花畑に目を奪われつつも、ナビに従い車を走らせると、さらにそれを超える絶景がとびこんできた。例えるなら虹色カーペット。これだけの品種、一斉に咲かせることができるものなのだな。

100a(アール)の圃場に50種、30万本のチューリップが植えられているとのこと。
100
a=100m×100m=10,000㎡
あれ、計算あってるかな。
野球のグラウンド1個分のチューリップ畑、圧巻だ。

チューリップの生産量が富山、新潟に続き、島根は3位、鳥取は4位だと安来のチューリップ農家さんに教わったことがある。
球根を大きくするために、これから花摘み作業、そして初夏の日差しが照りつける5月から6月にかけて球根掘りが待っている。コメ作りも同時進行で進めていかなければならないとその方はおっしゃっていたが、こちらはどうなんだろうか。無料でこれだけ楽しませていただいているのだから、もし作業の手伝いを募集されるならば、皆、喜んで参加するだろう。

山の端に太陽がさしかかると、風がでてきて鯉のぼりが勢いよく泳ぎはじめた。青空の下はもちろん、夕暮れ時の逆光でながめるチューリップ畑もステキだな。

 


今在家チューリップ

〒699-0644
出雲市斐川町今在家


 

2024.03.28

出雲は東日本

先日、職場の先輩から桜餅をいただいた。出雲の老舗和菓子店、坂根屋さん。私がいただいたのは、こし餡だったが、粒餡もあるそう。クレープ生地がモッチモチ。

桜餅といえば、粒々の餅米にくるまれた道明寺が幼い頃から定番だったので、スーパーでこの形をはじめて見たときは驚いた。関東風がクレープタイプの長命寺、関西風が粒々お餅の道明寺。出雲は桜餅は東日本なのね。皆さんはどちら派だろう。

子どものころは苦手だった塩漬の桜の葉。はがして食べていたけど、大人になった今は一緒にいただくと風味があって美味しい。

2024.03.27

追突注意

出雲市武志町。
そこには不思議な踏切がある。
https://maps.app.goo.gl/capDY2Fzd9Svv1eV9
横断者用の信号機がついているのだ。

はじめてここを通過したときの苦い経験。
そのときの信号は青。踏切を通過するときは必ず左右確認の一旦停止と思っていたので、軽くブレーキを踏みこんだ私に後続車からクラクションの洗礼が。
皆さん、信号機付き踏切の通過の仕方、わかりますか。

先日はじめて赤信号に変わり遮断器がおりてきた。
左手からやってきたのはカボチャ色の一畑電車。レトロな車輌でとても可愛い。たしかハロウイーンが近くなると顔にヒゲがつくんだよね。
電車が通り過ぎると信号は青に。ここは一旦停止をしなくてもよい踏切。これは目の前に県外ナンバーがいたら、とまるかもしれないから注意だなと、前回の失敗から学ぶ。ちょうど対向車線からやってきたのは鳥取ナンバー。あ、やっぱり止まった 笑

2024.03.23

出雲弁④

音は同じだけど、意味の違う言葉、同音異義語。
例えば「雨」と「飴」、「橋」と「箸」など。
イントネーションが多少違っても、日常会話で誤解を招くようなことはないと思うのだが、出雲弁はこの限りではない。

目があわん

なんと、昨日の晩は目があわんだったわー


昨日の晩、誰かに目をあわせてもらえなかったのだろうかと思いきや、なんと眠れない、眠りたいのに、まぶたがくっついてくれないの意味であった。これは全く通じない 笑

2024.03.21

苺一縁

島根県でイチゴの産地といえば?

いちばんに安来市を思い浮かべる方が多いのではないだろうか。かく言う私も、県外の友人に発送するときは、安来市にある「道の駅あらエッサ」まで足を運ぶ。安来では「苺一縁(いちごいちえ)」というキャッチーなフレーズとともに、イチゴは縁結びのラッキーアイテムになっているそう。縁結びの地、島根県ならではの言葉遊びが面白い。

話が脱線してしまったので本題へ戻そう。

先日4種類のイチゴ詰合せセットをいただいたのだが、色、形、大きさとともにパッケージに貼られた品種シールをみて驚いた。「島根県出雲産」紅ほっぺ、かおり野、天使のいちご、スターナイト。初めてみる品種名もさることながら「え、出雲産?」出雲にイチゴ農家があることを初めて知ることとなった。

生産者である「春日さんちのいちご園」を検索してみると、出雲市西園とある。まだまだ土地勘がないので、あの辺りかという想像はつかないが、ブドウではないイチゴのビニールハウスがあったりするのかな。

苗から花が咲き、実になり、収穫から出荷まで、想像以上にコスト、労力、手間がかかる。消費者目線では単価が高いと感じるだろうが、父方の祖父母がイチゴ農家をしていたこともあり、安価なほうだと個人的には思う。春日さんちの作業風景を想像しながら一粒一粒味わっていただいた。来年は出雲から出雲産イチゴを友人に送ることにしよう。

 

出雲で梅といえば、斐川公園にいくといいよと教えていただき、早速行ってみることに。
階段を登った丘陵地にはたくさんの梅の木があり、長いレンズをカメラに携えた方が数名ほど。皆さんのお目当ては「梅とウグイス」ならぬ「梅とメジロ」。カメラマンの間では「ウメジロー」と呼ばれる春の被写体。

梅園内はマスク越しでもわかるほど梅のよい香りが漂う。足元の花びらも風情はあるのだが、どうやら先日の風雨で花がかなり散り傷んだ様子。
それなりに画になりそうな花つきの良い枝を探し、梅の花の蜜を吸いにやってくるウメジローを狙う。驚かせないようにそっと近づき待つこと数分。梅の枝のなかをぴょんぴょんと、かなりのスピードで動き回るターゲットを発見。あまりの速さに追いつけない 笑

なんとかカメラに収まった1枚。
まだまだ蕾の木もたくさんあったので、次回またチャレンジだ!

 


斐川公園
〒699-0631
島根県出雲市斐川町直江3864-2