プリンIターン女子 会員No.129

2024.05.30

麦秋至

つい先日まで青々としていた緑の畑が、いつのまにか黄金色に。
収穫期をむかえた麦畑。
ざわわ、ざわわと風にゆれる穂を眺めていると、
夏を通りこして、秋がやってきたのかと勘違いしてしまいそう。

出雲市斐川町(ひかわ)は島根県最大の大麦の産地なのだとか。
これが麦茶やビールの原料になるわけか。

稲刈りならぬ、麦刈りを初めてみた。
麦用の特殊な農機具を使うのかと思っていたが
稲同様にコンバインで収穫されていた。知らなかった。

”その者、青き衣をまといて金色の野に降り立つべし。
 おおおおお、古き言い伝えは真であったーーーーー”

風の谷のナウシカの名シーン
大ババ様のモノマネがしたくなる光景。
誰か、あそこに青い服着て立っててほしい 笑


2024.05.27

ヤンキー軍団

会社からの帰り道。
バイパスから見下ろすいつもの田園風景。
水が張られた田んぼの一角に、白いトリの群れがみえた。カエルを狙ってサギが集まってるのかな。あれ、それにしてはなんだか小さい気がする。

農道の端に車をとめ、望遠レンズでのぞいてみると、白いトリの正体はウミネコだ。何十羽というウミネコたちが、水の中に何度も顔をつっこんでは獲物をつかまえている。
ウミネコの繁殖地が出雲にあることは知っていたが、島根半島の最西端にある経島(ふみしま)までここから15kmはある。この5、6月はまさに繁殖期で、ヒナにエサを与えるためにこんなところまで飛んできたのかと正直驚いた。海でつかまえた魚を与えるものだと思っていたが、孵化して間もないヒナには水生昆虫やカエルなども与えるようだ。ウミネコの繁殖地周辺では、見慣れた光景なのかもしれないが、海鳥が田んぼを優雅に歩き回る姿には本当に驚いた。

ウミネコとカモメの見分け方をご存知だろうか。
ニャーニャーという鳴き声以外に、顔で見分けがつく。かわいらしい顔つきのカモメとは反対に、ウミネコはヤンキー顔で目つきが悪い。ヤンキー軍団が生息している経島の鳥居の真ん中に夕日が沈むのはいつだっただろう。日の入りがすっかり遅くなったので、仕事帰りに乱舞する姿をみにいこうかな。

2024.05.23

緑の壁

斐川周辺をドライブしていたとき、気になる光景が。
屋敷を取り囲む巨大な緑の壁だ。
田舎あるあるで、家と家の距離がかなりあるのでさらに目立つのかもしれないが、広大な田園風景の中に点在するこの壁は一際目を引く。

田植えの準備をしていた近所の方に声をかけてみたところ、
築地松(ついじまつ)という防風林だと教えていただいた。家一軒が丸っと隠れる大きさの松林、職人さんがハシゴをかけて手入れをされるそう。端っこの反り具合、全体のスキこみ具合、まさに芸術作品。

これを維持管理するのは大変なことだと思うが、いつまでも残していただきたい光景だ。

2024.05.14

いずもで広島

県外の友人が訪ねてくると、出雲ならではの美味しいご飯やさんに連れて行きたい。
何が食べたいかの返答が「なんでもいいよ」だと悩む。
若い頃、母の質問に対して同じ言葉を返していたことを反省する瞬間でもある。

困ったときは、会社の先輩。
数ある候補の中から、今回は鉄板焼のお店に決定。

外観はお好み焼きやさんとは思えないオシャレな佇まい。
中に入るとボックスとカウンター席があり、ボックス席に案内された。テーブルの鉄板に出来上がった料理が提供されるスタイル。

先住地、鳥取の前は大阪に住んでいたので、お好み焼きにはうるさいほうだが、ここのHERA焼きはかなりヤバい。チーズが入っていて濃厚なので、全部食べれるかなという心配をよそに、奪い合いになるほどの美味しさ。秘密は大葉。この組合せは最強、おすすめというか絶対食べたほうがいい 笑

 


広島鉄板焼 HERA(ヘラ)
〒6930065 島根県出雲市平野町20-1
定休日:水曜日
https://hitosara.com/0006094739/(ヒトサラ)