プリンIターン女子 会員No.129

2024.10.11

出雲のキツネ

出雲市では、様々な動物と遭遇する機会がある。
移住して間もない頃、斐伊川の砂州にシカがいるのをみた。
一瞬見間違いかと思ったが、立派なツノの雄鹿だった。

そして今回遭遇したのは野生のキツネ。
住宅街のすぐそば、河川敷の草藪からひょっこり現れた。
スラリとした身体に長い尻尾、大きな耳に細長い顔。
痩せた大型犬のようにも見えるがホンドギツネだ。

「ごんぎつね」や「手袋を買いに」など、物語に登場するキツネから想像するに、彼らは案外ヒトの近くで暮らしている。警戒心が強いので、朝夕の薄暗い時間帯で見かけることが多いが、はっきりと姿が確認できる明るい時間帯に会えると嬉しくなる。

こちらの気配に気付いて逃げるというよりは、獲物をさがしてウロウロ、狩りの途中といった様子だった。ほどよく刈り込まれた草原は獲物をみつけるのに最適な狩場。今朝のご飯はなんだろな。