郵便局で地元産の野菜や加工品が販売されているのをよく見かける。
地域活性や地元産品の販路拡大を目的とした取組みの一環なのだとか。便利で親しみやすい郵便局での販売は、とてもいいアイデアだと思う。
新発売の記念切手を物色するのとは別の、待ち時間中の楽しみができた。商品には地元産の野菜、ジャムやお菓子、梅干しや乾物といった加工品などさまざま。
ここに生産者さんの人柄が伝わる手作りPOPがほしいかもと、昔の職業病がうずうず。
陳列コーナーをグルっとひと回りして、商品をひとつ購入。
田舎では近所からいただくことが多い「ギンナン」。銀杏の木の下であの独特な匂いに鼻をつまみながら拾い集めた実を、何度も洗って干してこの状態にするまでの下手間を考えると数百円という値段は破格だ。
この「ギンナン」便利で簡単な調理法がある。
教えてもらってからというもの、茶碗蒸しのフタによけていた私が好んで食べるようになったくらい。「自分の年より多く食べると中毒が出るけん食べ過ぎたらいけんよ」と祖父が言っていたが実際どうなんだろう。
そのとき祖父から習った言葉「身土不二(しんどふじ)」
「身体(身)と住んでいる場所(土)は切り離せない(不二)」
その土地でとれたものを、旬のときにいただくことは身体によいという意味らしい。寒暖差の激しいこの頃、体調を崩される方が身近で増えてきた。毎日の食事になにか一品、出雲産のものをいただくことを習慣づけようかな。
レンチンギンナン
①殻のままのギンナンを封筒に入れる(20個くらい)
②封筒の端を2回折り封をする
③電子レンジ500Wで30秒
④ピスタチオのように殻と薄皮を剥いて塩少々
⑤完成。いただきます!