初参拝
出雲にきてから、一度もお詣りしていなかった出雲大社。
寒波で雪に見舞われた連休の早朝、思い立って参拝に向かうことにした。
なかなかここに足が向かわなかったのは、きっとタイミングがあったんだろうなと思うことに 笑
家を出たときは猛吹雪で4センチほどの積雪があったが、到着する頃には雪も止み、風もおさまっていた。午前6時前。神門通りは車通りも少なく、観光客の姿もほとんど見当たらない。駐車場から最も近い正門に向かう。観光情報誌やSNSでみかけるこの大鳥居は二の鳥居。江戸時代はこの広場に芝居小屋があったのだとか。ここから神門通りのはるか先に一の鳥居「宇迦橋(うがばし)の大鳥居」の姿がみえる。全部で4つ鳥居があるのだが、鳥居の真ん中は神様が通る道なので左右の道を進むのがマナーらしい。雪を踏む「ギュッギュッ」という音を心地よく感じながら拝殿に向かう。
出雲大社の参拝作法は独特で、「二礼四拍手一礼」。
二回おじぎをして、四回柏手を打ち、最後にもう一度おじぎを一回する。
あれ、どうだったかなと思いながら、前の方の動作を真似た 笑
拝殿の後ろに回ると御本殿の大屋根が見える。2本の木が交差した「大社造り」とよばれる独特な建築様式。松江にある美保神社にも同じ大屋根がある。島根には「えびすだいこく両参り」という風習があり、出雲大社と美保神社をセットで参拝するとご利益が倍増すると言われている。出雲大社の大黒様と、美保神社の恵比寿様が親子なので、父である大黒様からお参りするのが良いとされている。
ずっと気になっていた出雲大社に参拝できて、心からホッとした。清々しい空気の中で心も洗われたような気がした。参拝を終える頃には雪も止み、青空がみえはじめた。参道も参拝者で賑やかになり、雪も徐々に溶けてきた。次は美保神社に行かねば。良縁、良縁。