先輩Iターン女子の声

ゆりをIターン女子 会員No.048

2019.12.31

茅刈りしてます!

何のための茅刈りか?という話ですが、もちろん茅葺き屋根のためです!

職場の設計事務所で出雲地方の茅葺き文化の継承・発信を目標とした活動を行っているのです。

 

以前ブログで紹介した金言寺もそうですが、出雲地方には茅葺きの建物や民家が残っています。

それらは葺替え時期を迎えていますが、人手不足や費用が高額なことなどから葺き替えが困難になっています。

 

どの家も茅葺き屋根だった頃は「結(ゆい)」といって、各集落での共同作業により茅の生産から葺替えまで行ってきました。

茅葺き民家が減少した現代では結がなくなり茅場もなくなってしまったため、わざわざ遠方から職人と茅を調達しなければなりません。このため、費用が高額になってしまうのです。

島根では職人不足も深刻で、県内には2名のみ。一方、他府県では後継者が育成されつつあるようです。

 

前置きが長くなってしまいました。

つまり

出雲地方の茅葺き民家が残っている今、この美しい文化や景観を次世代へ繋ぐためのことをしよう!

ということで活動が始まったのです。

 

その第一歩として、まずは小さな納屋の葺替えを目指し、材料となる茅刈りを行っています!

納屋は職場の敷地内にあるものです。

茅刈りも葺替えも自分たちでやってみて、建物を使ってみて、試行錯誤しながら進めていく事になります。

長い道のりになるかと思いますが、たくさんの人と一緒に楽しみながら進んでいきたいと思っています。

 

1月には市民参加型の茅刈りワークショップを開催予定です!

これを機に、多くの方と一緒に出雲の美しい情景を未来へ繋げていければと思います。

どなたでも参加できます!

興味のある方は是非お申し込みください^_^

 

◼︎ 茅刈りワークショップ詳細

http://www.esumi-atelier.com/4585