先輩Iターン女子の声

ゆりをIターン女子 会員No.048

2019.12.31

茅葺き道具

なんと!斐川の元茅葺き職人さんから茅葺き道具をお譲りいただきました!

茅葺きワークショップの事を知られ、わざわざご連絡いただいたのです!

 

いただいたのは鋏、針、たたき。

どれも年季が入り美しく輝いているように見えます。長年大切に使われてきたんですね。

 

「もう使わんくなってしまったけん、もし良ければ使ってください」

受け取りに伺った時、道具だけでなく元職人さんの気持ちも受け取ったように感じました。

 

技術、文化、風土

地域の方々が大切にしてきたものを私も愛しく感じます。それを残すことが使命だとは思いませんが、次の世代にも素敵なものを素敵だと伝えたいと ごく自然に思いました。

2019.12.31

餅つき

大掃除が終わると餅つきが始まります!

去年もブログに載せたので、今年はその道具をご紹介。

餅米を蒸す時に使う「せいろ」です。

 

せいろに蒸し布で包んだ餅米を入れ、かまどで湯を沸かした上に乗せます。同じように餅米を入れたせいろを重ね、下から順に蒸されていく構造です。写真は3段に重ねて蓋をした状態。

しばらく待ち、餅米を指で潰して芯がなくなったら完了。臼に移して餅を叩きます。

 

去年、このせいろを初めて見た時は使い方が分からず焦りましたが、使ってみれば簡単。セットしたら待つのみ!

初めの湯沸かしや餅米の仕込み(前日から水につけておく)もありますが、それも楽しみの一つでもあります。

 

餅つきが終わったらきれいに洗い、乾かして、箱にしまってまた来年。

長いお付き合いになりそうです。

 

職場(古民家)の大掃除です!

普段掃除できない高いところの梁を掃除するのは一苦労。

脚立に登り、梁上の埃と煤を落とします。

やり始めるとたくさん落ちるから楽しいんですけどね

 

古民家に溜まった一年分の色々。

ここは築200年だから、その分 大切にされて溜めてきた色々もあるのでしょう。煤だけじゃなく。

古民家さん、来年もよろしく!

 

毎年恒例!職場の忘年会です!

今年はクリスマスの時期だったので、持ち寄りの料理もクリスマスらしい華やかな彩りに。

秋に収穫した蕎麦「出雲の舞」も食べましたよ〜!

去年より風味が良く、とっても美味しかったです!

 

今年もたくさんの方にお世話になりました!

また来年も頑張ります!

何のための茅刈りか?という話ですが、もちろん茅葺き屋根のためです!

職場の設計事務所で出雲地方の茅葺き文化の継承・発信を目標とした活動を行っているのです。

 

以前ブログで紹介した金言寺もそうですが、出雲地方には茅葺きの建物や民家が残っています。

それらは葺替え時期を迎えていますが、人手不足や費用が高額なことなどから葺き替えが困難になっています。

 

どの家も茅葺き屋根だった頃は「結(ゆい)」といって、各集落での共同作業により茅の生産から葺替えまで行ってきました。

茅葺き民家が減少した現代では結がなくなり茅場もなくなってしまったため、わざわざ遠方から職人と茅を調達しなければなりません。このため、費用が高額になってしまうのです。

島根では職人不足も深刻で、県内には2名のみ。一方、他府県では後継者が育成されつつあるようです。

 

前置きが長くなってしまいました。

つまり

出雲地方の茅葺き民家が残っている今、この美しい文化や景観を次世代へ繋ぐためのことをしよう!

ということで活動が始まったのです。

 

その第一歩として、まずは小さな納屋の葺替えを目指し、材料となる茅刈りを行っています!

納屋は職場の敷地内にあるものです。

茅刈りも葺替えも自分たちでやってみて、建物を使ってみて、試行錯誤しながら進めていく事になります。

長い道のりになるかと思いますが、たくさんの人と一緒に楽しみながら進んでいきたいと思っています。

 

1月には市民参加型の茅刈りワークショップを開催予定です!

これを機に、多くの方と一緒に出雲の美しい情景を未来へ繋げていければと思います。

どなたでも参加できます!

興味のある方は是非お申し込みください^_^

 

◼︎ 茅刈りワークショップ詳細

http://www.esumi-atelier.com/4585

 

Iターン女子 会員No.048

ゆりを

鳥取県産のくだものです。 美味しい食べものが好きです。