先輩Iターン女子の声

ゆりをIターン女子 会員No.048

2019.11.28

蕎麦の収穫!

9月に種まきした蕎麦を収穫しました!
今年は種まき時期にあまり雨が降らなかったため、他の畑でも不作の年になったようですが…
その味はいかに!?
今年も忘年会で手打ちする予定なので楽しみです(^^)

設計事務所の仕事で携わっている鰐淵寺の保存修理工事。
先日の鰐淵寺もみじ祭りに合わせて、今年修理を終えた釈迦堂の完成見学会を行いました!

 

鰐淵寺は約1400年前に開山した出雲のお寺です。
全国的にも有名な修行の場として信仰を集めており、武蔵坊弁慶も修行したといわれています。

保存修理については、平成28年から5年計画で「釈迦堂」と「開山堂」の工事が進行中です!
(私は入社した去年から担当しています。)
今回は完成した「釈迦堂」のお披露目ということで、普段は見られない堂内も公開しました。

 

釈迦堂は355年前に建てられたお堂で、境内に残る建物の中では最古のもの。
さらっと書きましたが、この時代のものが現存しているのは本当に凄いことです!
今回の工事では、腐朽が進んでいるお堂を全解体して調査しながら修理をしていきました。
その調査で建立年代や当初の屋根の葺き方など、様々なことが明らかになったんですよ!
解体しなければ発見できない当初の痕跡が多く残されていました。
修理では当時の部材を残しながら、腐朽した部材を取替えていきました。
写真のように、新旧の部材が組み合わされています。
くっきりと色の違いが分かりますが、数年でなじんで自然な風合いになるようです。

 

私も初めの解体工事から担当したかった..という思いはありますが、この貴重な史跡を次の100年へ繋ぐための仕事に関われたことを本当に有難く感じます。
355年前の大工さんから現代の大工さん、住職さん、氏子さん、現場監督、所長…たくさんの方がつくり繋ぎ、大切にしてきた釈迦堂。
手から溢れるほど多くのことを学ばせていただいています。
100年後に何を残せるでしょうか。
ちっぽけな存在ですが、ひとつひとつ丁寧な仕事をしていきたいです。

 

2019.11.25

小伊津の集落

出雲市の北側にある漁村集落、小伊津町に行ってきました。
小さな集落ですが、斜面に家々が密集して立ち並ぶ景色は圧巻です!
町のほとんどの道が階段状の路地になっていて、家々の隙間を縫うように歩く感覚は迷路のようでした。
玄関前には折れ曲がった階段が少しだけ付いていたり、小さな小窓が付いていたりして遊び心が感じられます。
(改修された家が多いからでしょうか?)
そんなふうに「なぜ!?」と言いたくなるような不思議な家、道、ものが町中にたくさんあって、散歩しているだけでも楽しかったです。

 

海岸には「砂岩泥岩互層」と呼ばれる2種類の板状の岩が折り重なった地層が見られます。
そういった巨大な岩石や強い波しぶきを間近に見ると、自然の力強さを感じました。

 

小伊津の集落は以前訪れた鷺浦とも違う雰囲気でした。
鷺浦:平坦な地形。道が広くて明るい。家の敷地大きい。波が静か。のんびり、のどか。
小伊津:斜面地。道が狭くて暗い。家の敷地が狭い。波が少し荒い。ダークでダイナミック。

同じ市内の漁村でもこんなに違うものなんですね 笑
色々な町を散歩してみると、それぞれの町の美しさや人々の暮らしぶりが垣間見れてすごく楽しいです。

また行きたいな~(^_^)

2019.11.22

朝の浜辺

晴れた日曜の朝、サンドイッチ片手に稲佐の浜に行きました。
出雲の海から朝日は登ってこないけど、静かで清々しい。
朝日に照らされた雲が美しかったです!
出雲は海も気軽に行けて非常に良いですね。

奥出雲町の金言寺に行ってきました!
ここは樹齢700年の大銀杏と茅葺き屋根のお寺が有名です。
夕暮れ時にライトアップされた大銀杏は昼間より一層鮮やかで美しかったです。
水面に反射した姿も幻想的でした。

そして、お寺では抹茶も楽しめます!
銀杏を眺めながらお茶できるなんて素敵すぎる!
ということで抹茶を頂いてまったりしていると、お寺の方が大銀杏についてお話ししてくださいました。

「700年もの間、この地を見守り続けている大銀杏が町のみんなの心の拠り所になっているんだよ」

雨の日も大雪の日も乗り越えて、秋に見せる美しい姿に勇気をもらっているそう。
お話ししてくださった金言寺の方々が大銀杏を愛しく見つめる表情が印象的でした。

 

銀杏の美しさとともに、お寺や町の方々の愛の深さを感じた ひとときでした。
また来年も行きたいです!

Iターン女子 会員No.048

ゆりを

鳥取県産のくだものです。 美味しい食べものが好きです。