プリンIターン女子 会員No.129

2023.12.28

おみやげ

「渡したときの顔を想像しながら、選ぶ時間が自分への ” おみやげ ” 」

 

年始に帰省する際の土産を求めて、JR出雲市駅、斐川にある道の駅 湯の川へ出かける。

個人的には出雲といえば ” 出雲そば ” を真っ先に想像するのだけど、帰省先は隣県鳥取、同じ山陰地方ということもあり特段に珍しいものではない。日持ちして、珍しさもあり、ほっこりする ”いずも” なもの。目にとまったのはレトロなパッケージが可愛らしい ” 來間屋生姜糖 ”。

そういえば今度帰るとき、出西生姜を買って帰ろうと思っていたのにすっかり忘れていた。

 

せっかくなので平田にある店舗へと車を走らせる。

はじめて訪れた木綿街道。江戸時代は一大商業地だったに違いない。ナマコ壁、塗り壁、格子など歴史を感じさせる古風な家屋が建ち並ぶ。改修しながら当時の佇まいを残している來間屋生姜糖本舗さん。生姜糖は昔ながらの製法を守りながら、ひとつひとつ手作業でこしらえるのだそう。美味しくないはずがない。雨の中よく来てくださいましたねと店内の撮影も快諾いただいた。ガラスケースの中にあるすべてのものが欲しくなったが、財布の中身と相談し、お目当ての生姜糖のほかに生姜湯、生姜せんべい、ジンジャーエールを購入。喜んでくれるかな。

 

「渡したときの顔を想像しながら、選ぶ時間が自分への ” おみやげ ” 」

気もお金も遣わなくていいよと、何かしら土産を買ってきてくれる友人に伝えたときに帰ってきた言葉なのだが、今日はまさにそれだった。

 


株式会社 來間屋生姜糖本舗

〒691-0001 島根県出雲市平田町774
9:00~19:00 不定休