2024.01.15
しょうゆから造った醤油
普段使いの醤油、どんな種類つかってる? 料理用とは別に、かけ専用で「さしみ醤油」を好んでつかう私。 旅先の道の駅では、ご当地の醤油を購入することもしばしば。 創業明治30年「岡茂一郎商店」。平田町にある老舗の醤油店。 昔ながらの製法で搾るこだわり醤油があるということで店舗を訪れる。 木綿街道の中にある歴史的な佇まい。 店舗向かい側には一式飾りの常設展示があり、 仕込みの様子が漆器で表現されている。 濡れた傘を立てかけようとキョロキョロしていると、 スタッフの方があちらにどうぞと教えてくださった傘立ては、 醤油の一升瓶を入れていた木製ケース。 古いものが形をかえて今の暮らしに溶け込んでいるって素敵だ。 思いがけず木綿街道の歴史や文化、 醤油の製造過程を丁寧に楽しく教えていただいた。 醤油が5種類もあることを知らなかったし、 「さしみ醤油」は「刺身につける醤油」だと勘違いしていた。 「さいしこみ醤油」の略で、1年半かけて造った醤油を、 再度原料とともに木桶の中でさらに1年半仕込むから「再仕込み」。 全国生産量のたった1%しかない種類だというのは正直驚いた。 商店では、昔ながらの木桶の醤油蔵の見学や、つくりかた、魅力、 味比べなどの体験もできる(要予約)。 種類豊富な商品ラインナップ。どれを購入しようか悩むこと10分。 なかなかひとつに決められない私にピッタリだったのが、 小ぶりサイズの味比べセット。 「さしみ醤油【甘口】」と、カシューナッツを醤油としじみだしで焙煎した 「醤油まめ」、「醤油あめ」も購入。 ラベルやパッケージデザインも可愛いので贈り物にも喜ばれそう。
有限会社 岡茂一郎商店 〒691-0001 出雲市平田町861 TEL 0853-62-2045 FAX 0853-62-2049