最初は聞き取れなかったが、毎日少しずつ耳が慣れてきて、
今では意味がわかるようになってきた出雲弁。
あまりにも濃いとそのあとに続く言葉が続かず、笑ってうなずくしかなかった頃が懐かしい。
「えもっちぇのにょうばんこが、えなげな格好しちょったわ」
「えまんごーのわけしは、えろんげなまいがおらいけんねぇ」
——分家の娘さんが、変わった格好してたのよ。
今どきの若い子は、いろんなタイプの子がいるよね。
出雲弁、東北地方のズーズー弁に似ていて、慣れてくると妙に心地いい。
銀行の順番がくるまでの待ち時間、おばあちゃんたちのオシャレトークにほっこりした。