くろんぼIターン女子 会員No.146

2025.04.08

お花見

45日前後は出雲の桜が満開だった。

3月の末には雪が降り、春が来るのか怪しいところではあったが無事満開の桜を見ることが出来た。

今回、桜の名所と呼ばれる場所には行くことは無かったが、それも必要無いくらい近所の平田船川沿いに咲く桜がとても綺麗だった。

仕事の帰りついでにお散歩をしながら桜の満開を日々待つのが最近のルーティンになっていた。

近所には愛宕山がある。そこには公園や相撲場、鹿が飼育されている。もちろん桜も植えられており地元の人からは花見スポットのひとつだと聞いた。

満開になった桜は一瞬で散ってしまう。しかも天気が雨や強風の予報だと尚更だ。

善は急げ!友人とのお花見を愛宕山公園でやってきた。夕方スタートのお花見は桜をじっくり見る前に暗くなってしまったが、大好きな友人達と美味しい料理とお酒を飲みながらワイワイできて楽しかった。これこそ花より団子かな。

しっかりお花見という一大イベントにも、乗っかれたし今年の春も幸先良さそうだ。後は、散りゆく桜を余裕を持って見届けたいなと思う。

3/20は春分の日。木曜祝日で出雲市の平田にあるポタミ舎にてカレーのイベントが開催された。

大阪にあるスパイスカリー大陸のアチャコさんをお招きして第一部にスパイスカレー教室と第二部ではビリヤニの販売があった。

私は今回、この第二部のビリヤニ提供でドリンク販売のお手伝いをさせてもらった。この日は晴れたものの風が強く、17時からスタートした第二部では気温が下がった。数種類ドリンクを準備したが、冷たいドリンクは全く売れなかった。その代わり、ホットのチャイがよく売れた。

このチャイはイベント用にスパイスから大量に仕込んだものだった。

既製品を売るのではなく、自分で作っているから味に対してのお客さんの反応が非常に気になった。そのため、イベント前からなんだかソワソワが止まらず緊張していた。

普段生活している時に感じる事のないプレッシャーと普段使わない頭を使ったようで今回のイベントのお手伝いは自分にとって良い刺激になった。

今まではイベントにはお客さんとしてしか参加したことがなかったが、今回はお客様をもてなす側に立ってイベントに参加させてもらった。

その中で地元の方や少し遠方から見えた方、沢山の方達とコミュニケーションをとるのがとても楽しかった。

今回のお手伝いのお話を持ちかけてくれたイベント主催の方にも感謝したい。

またこういった機会があれば、イベント運営側に立って、島根の方々とお話が出来たら嬉しいなぁと思う。

3月になるというのにまだまだ寒い日が続く、今日この頃。そんな日に食べたくなるのが身体の芯から温めてくれるおでん。

今回は地元の人に連れられて、平田のもっちゃんというお店に行ってきた。

優しいおばちゃんが1人でやっているお店。カウンターとテーブルがあるが、おでんを目の前に陣取るカウンターがおすすめだ。

銀色の長方形をした大きめのおでん鍋には仕切りごとに沢山の種類のおでんネタがひたひたと浸かっている。

ビジュアルだけでも十分に唾液の分泌が促される。

食べたいものを注文しても良いし、お任せでお皿に盛ってもらうも良し。

人数分それぞれにちゃんと行き渡るようにネタを切ってくれるから喧嘩もしないで仲良く食べられる笑

よーく出汁を含んだおでんは、こころも身体もポカポカにしてくれる。

まだまだ、寒い日が続くようだがもっちゃんに駆け込めば温まる事を知ってしまったからこれはきっと通ってしまう気がする。

2025.03.09

粉家こん吉堂

出雲駅から市役所に向かう道中にある粉家こん吉堂さんに行って来た。

約徒歩8分のところにあるこん吉堂さんは、色んな人からおすすめされていたお店だ。

お酒はクラフトビール、ナチュラルワイン、日本中等幅広く置いており、料理はお店の看板である明石焼きや中華点心など、中華、台湾料理のエッセンスを感じるメニューが特徴的なお店である。

カウンターのみ10席ほどのお店で、長髭の雰囲気あるおじさんが1人で切り盛りしている。

その日は友人と6人でお邪魔した。大人数で利用した為、料理やお酒をいろんな種類いただくことができた。

定番の明石焼きは、お客さんの殆どが頼むのが納得すぎる位美味しかった。

他には「ミーカオ」と呼ばれるなかなか聞き覚えのないメニューが本当に美味しくて数日経った今でも記憶に新しい程だ。

器に盛られた餅米、豆、きゅうり漬、肉を混ぜていただくのだが、味を説明するのが非常に難しい。シンプルなのに、和食でなく確かに異国を感じさせる一品。

なにを頼んでも美味しいのだが、また、私はこの「ミーカオ」を目当てにこん吉堂に行きたいなと思う。

そして、今後出雲のおすすめのお店は?と聞かれた際に自信を持って答えることになるはずだ「粉家こん吉堂」だと。

3/2は平田の木綿街道にてもち街イベントが開催された。木綿街道内の店舗また、近隣のお店が集まりそれぞれが考えた餅メニューを提供するイベントだ。

お餅の提供は11時〜14時でその間は木綿街道が歩行者天国となった。

当日はあいにくの雨だったが、たくさんのお客さんで賑わいを見せていた。

20種類の餅メニューの中で、お客さんがお目当てのお餅を求めて木綿街道内を練り歩く。提供されているお餅も小ぶりのものである為、ハシゴされているお客様がほとんどであった。

また、33日のひな祭りを控え木綿街道ではお雛様が所々に飾られており、写真を撮ったりじっくりみて楽しみ方々も多くおられたように思った。

コロナ明けから久々の開催となった木綿街道のもち街イベント。私は売り子として参加したイベントであったが、想像していた何倍もの人と盛り上がりに驚いた。ぜひ来年の開催も期待し、次はぜひ晴れてほしいな〜なんて思った。

今回は、出雲市大津にある洋服の販売やお直し、さらにオーダーメイドまでを担うFrenzyさんについて

Frenzyさんのことは移住前の旅行で何度か出雲に来ている時から知っていた。

きっかけはゲストハウスの従業員さんやアパレルのオーナーさんなどからのオススメであった。

お直しはもちろんだが、少し服に変化をつけたい時のアレンジ(オーダーメイド?)なんかもセンスよく仕上げてくれるというので、前々から気になってはいた。しかし、旅行者の立場でお願いするのには自分にとってなかなか勇気のいることだった為、こうして晴れて移住して来たタイミングで利用する運びとなった。

初めてお願いしたのはロングスカートのお直し。7年前位に古着屋さんで一目惚れしたがサイズが小さくてずっとタンスに眠っていたものだ。

現物を見せると、細かくどういった方法で直していくか説明してくれるので安心して預けられた。また、こちらの要望をお伝えした上でこんな方法もありますよ!等の提案もしてくれるのでどうすればいいかわからなくても怖いことなしだ。アバウトに伝えても、圧倒的な洋服の知識とセンスで素敵に仕上げてくれる為、ある程度はお任せしてしまうのが一番良いのかとも思う。

ロングスカートの次はジャケットのお直しを立て続けにお願いしたが、内側の破れを綺麗にしていただいた。お直しももちろんだが、次はまだ家に眠る洋服達をアレンジして捨てずにアップサイクル出来ればと考えている。

何かと今後もお世話になる予感しかないFrenzyさんである。

2025.02.16

茅の輪

茅の輪

少し前になるが、今年の節分は22日であった。

ちょうど仕事もお休みだった為、友人に誘われて出雲市佐田にある須佐神社に行って来た。須佐神社では節分にお祭りがあるということで向かったが豆まきの時間を勘違いしていて1番の盛り上がりを見せるイベントには間に合わなかった。

しかし、神楽が見られたり、少ないながらも他にお餅や鴨鍋、回転焼きなどの出店もあり沢山のお客さんで賑わっていた。

そこで気になったのが、お客さんの首にかかっている輪っかだ。

すれ違う人がそれぞれ当たり前かのように首にかけているあれは一体なんなのか・・・なんだか某テーマパークのカチューシャのようで面白い。

境内を進んでいくとそれ「茅の輪」というものだった。

茅の茎を編み作られた「茅の輪 (ちのわ)」は疫病除け、悪災疫除けの霊力のある神符といわれている。

節分の日に参拝した人々はこの「茅の輪」を受け首にかけて持ち帰り、玄関や入り口に掲げるのだそうだ。

私もそれにならって帰宅早々玄関に掲げた。ルームシェアしている友人の分もあるので、うちには「茅の輪」が二重で掲げられている。

非常に強力な疫病、悪病除けになりそうだ。2025年もこれでひと安心。

2/79で出雲では雪が沢山降った。

3年前に初めて島根に旅行に来てから、移住までの間に雪が降るほどの冬に出雲に来たことがなかった。そのため、冬の出雲を楽しむのは初の経験である。

2/3の立春が嘘のように雪が積もった。

関東では雪がちらついただけで、大騒ぎ。電車の遅延はお約束である。

耐性が無い分、雪の予報が出ると皆それぞれ慌てだす。構えていると実際の雪は思ったよりもやんわり降ったり、雨になったりと予報の空振りも多くある。

それを踏まえると、出雲での雪予報はドンピシャに当たっていた。予報の雪マーク通りの積雪。

関東と出雲では雪の質が違うように感じる。

関東は雪の粒も小さく、地上に落ちてはすぐに水分として消えていくため積もりにくい。

一方出雲行きは雪の粒はしっかり大きく、もっちりとした上質な雪。

少しの間傘をささずにいると、頭の上に雪が積もり始める。

ずっと降り出し続けると思えば、一時的に止んだり、このまま晴れ出すのか?と思ってもまた降り出したり、よくわからない天気で、結局気付けばしっかりと積もっている。

出雲に住み始めてから知った山陰の冬だったが、関東では体験したことのない雪の降り方に終始ワクワクさせられた。

雪もあり、風も強い山陰の冬を少し甘く見ていた。そのため、急遽石油ストーブを購入した。

次いつまた積雪があるかわからないが、次はストーブもあるし、この寒さを乗り越えられそうな気がする。

2025.02.02

今夜の余白に

今日と明日の狭間、ゆったりとした時間を過ごす夜喫茶がオープン。

出雲の本屋さん「あわい堂」とCINEMATOLIFE(シネマトライフ)の合同単発イベント。

今回のオープンは125日だった。仕事を終え、夜喫茶「今夜の余白に」へ向かった。

18時から23時までの夜営業で、スイーツや軽食、ドリンクも楽しめる。

本を読んで過ごしてもいいし、友人との会話を楽しんでもいいし、お酒やお食事を楽しんでもいい。それぞれが「今夜の余白」を思いのままの時間を過ごしてほしいというのがコンセプトだ。

場所はCINEMATOLIFE。カウンターとテーブル3席がゆったりと配置されていて居心地の良いスペースだった。私は1人だったため、カウンターを選んだが、私が来店した19時過ぎごろには客さんでほぼ満席の状態であった。

店内に流れる素敵な音楽がゆったり過ごすのに大いに貢献してくれた。私はここ最近の忙しさにかまけてなかなか読み進められなかった本を読みながら過ごした。

オーダーしたドリンクとケーキも美味しかった。

ジンジャーガトーショコラはチョコレートの甘さの中にシャキッとした生姜が潜んでおり、噛むたびに広がる辛味がクセになるケーキであった。

「今夜の余白」ではあわい堂さんがセレクトした本が置いてあり、購入できるようになっている。私は気になったチャイの本を購入させてもらった。

店員さんとお話したり、思うままに時間を過ごすことで何ともないありふれた1日が「今夜の余白に」のお陰で、少し特別な夜になった。

次回の夜喫茶「今夜の余白に」は222日だ。あわい堂の3周年を記念したイベントになり、DJも来るらしい。また違った「今夜の余白に」になりそうで今から楽しみである。またぜひお邪魔したいと思う。

2025.01.26

出雲の日

126日はいづも(む)の日。

出雲の日を含む1週間は出雲ウィークとして出雲大社や出雲市内でイベントがあるという。

出雲の日なんというものがあるなんて今回はじめて知った。26日はちょうどお仕事もお休みだった為、朝イチ出雲大社の方に顔を出した。

人混みが苦手な私が目的に向かったのは、神門通りで行われていた軽四朝市だ。8:00からの予定だったので、それに合わせて車を走らせた。

軽四朝市はその名の通り軽四自動車で出店者が販売しており、地元野菜やパン、たこ焼き、海産物などが購入できる。

時間が早かったので、お客さんもまだまばらな中スムーズに地元野菜とレーズン入りの食パンをゲット!

今回のイベントウィーク「出雲の日」がプリントされたクッキーもいただけて嬉しい朝活であった。

私はその後、帰宅してしまったが、一畑電車に乗りながら出雲茶寮さんのお抹茶がいただける喫茶列車や出雲市内では神楽公演があったりと他にも上げきれないくらいのイベント事が行われていた。

お仕事で行けなかった方や、うっかり忘れてた方、知らなかった方も出雲ウィークはまだまだこれから!1/31日までやっているので、時間がある方はぜひ覗いてみてはいかがだろうか。

Iターン女子 会員No.146

くろんぼ

"関東からIターンして来ました〜くろんぼです。 島根旅行で『ここに住みたい!』と思い、その2年後にようやく移住の夢が叶いました✨どうぞよろしくお願いします♪"