くろんぼIターン女子 会員No.146

2024.11.24

塩炊き体験

塩炊き体験

10月の末に塩炊き体験をしてきた。

斐川にある自然派食品のスーパー「素然」でお客さんとして来ていた塩作りをしている方とご縁があり、体験に参加する運びとなった。

場所は鷺浦。道中、道が狭かったり、曲がりくねっていたりここで合ってるのか?と思いながらドキドキで向かった。日本海に沿った道が気持ち良くて、一旦車を停めて眺める時間をとってみた。波の音が良いBGMとなってついうとうとしてしまいそうだった。人もいないし、なかなかの穴場スポットなのでおすすめ!

朝の海の空気をいっぱいに吸って、気分うきうきで目的地に到着。

「火おこしからやってみる?」と聞かれて、間髪入れずに「ぜひ!」と答えた。

落ち葉や細めの枝を拾い集めるところからスタート!麻紐を裂き小さな鳥の巣を作り、それを火種として大きく安定した火にしていく。

炭にしっかり火を移すまで長らくうちわであおぎ続けた。今の時代スイッチひとつで火を起こせるが、こうやって苦労した火にはなんだか愛着が湧いてしまう。

鍋に海水を入れ、あとはひたすら水分を飛ばす作業。沸騰させ続ける。

その間のフリータイムでは普段使用している塩炊きの釜を見せてもらった。

塩炊きの際に出来るにがりで手を洗うとツルスベ肌になる実験をしたり、にがりで洗った焼き芋をつくったり、マグネシウムを含む塩の素晴らしさを沢山教えて頂いた。

焦げ付かないように、定期的に鍋の蓋をとり混ぜる。ある一定のラインを超えると塩の結晶化が始まる。ぐつぐつ煮える鍋の中にキラキラの結晶が踊っている様でとても綺麗だった。

今回のお塩はアラメ入り。アラメという島根でとれる海藻を入れた藻塩。ミネラルたっぷりのお塩が出来上がった。

出来たての焼き芋に、自分の作った藻塩をつけていただく。火おこしから始めている分、とてつもない満足感に包まれる。

残りのお塩はお持ち帰りし、いろんな食事に使用している。使う度に自分で作ったんだよなぁ。と手料理が普段より美味しく感じる。気がする笑

普段、当たり前の様に使う「お塩」だからこそミネラルやマグネシウムの豊富なものを使いたい。

興味のある方は是非、塩炊き体験に行ってみてほしい♫

コチラで塩炊き体験しました〜

鵜鷺コミュニティセンター

11月に入り、もう半袖では歩けなくなった。暑さが落ち着き、肌寒くなってからやってみようと思っていた事。

一畑薬師の1300段の階段を登ること。

一畑薬師には一度訪れた事がある。

車で山道を進むと本堂に続く階段を数十段残したところに駐車場がある。

その駐車場からはお土産屋さんやお洒落なシフォンケーキのお店にすぐ辿り着き、さらに進み階段を登っていくと本堂に到着する。

しかし、一畑薬師にはこれとは違ったルートがひとつ存在する事を知った。

それが通称1300段の石段と呼ばれるもので、一畑坂下から薬師本堂まで続いているものになる。

昔は本堂までこの道しか無く、みんな参拝するのにこの石段を登っていたらしい。

真夏に1300段を登る自信は到底無く、秋を迎え涼しくなったころに石段チャレンジをしよう!と企んでいた。

薬師坂下に車を停め、いざ登り始める。

一畑薬師の石段は高さが無く、平べったい。

しかもなんとなく手前に傾斜がある様な感じだ。

沢山の人がこの道を通ったんだろうなとわかるくらい石がすり減ってふと歴史を感じる部分と元々斜めに設置された様な部分とが混在している。前日の雨と日の当たらない場所では苔も多く、足元が危ういシーンもあった。

石段に高さがない為、一段づつ登って行くには少し物足りなさを感じたが、一段飛ばしを採用したらすぐに息が上がった。

途中、あと何段という標識が励ましてくれる。

石段のスタートから3分の1は木が茂りひんやりとした苔ゾーン、そこを抜けると身体もポカポカしだし、陽の入るゾーンへと進む。

写真を撮ったり、美味しい空気を存分に吸い込んだり、、、ゆったり登っていた気がしたが、15分かからないくらいで本堂に到着。

意外とあっさりと登れてしまった様な気がした。

こっちに来て、車生活をしているとなかなか歩くこともなく運動不足が心配だったが1300段は心地よくチャレンジ出来る手軽な運動だなと感じた。

そして、これまた本堂の脇から見える景色に驚く。案外こんなにも高いところまで登って来たのかということに。

宍道湖を眺めながらクールダウン。

車で来るショートカットバージョンも良いけど、1300段を登ってこそ感じる登頂でのこの開放感は格別だなぁと感じる。

一畑薬師は目のお薬師さまとして有名。

目玉親父のブロンズ像も数体あり、それぞれが可愛らしいポーズを取っている。山上商店街でいただくおまんじゅうもあんこがたくさん詰まっていて美味しい。

見所満載の一畑薬師!ぜひあなたも1300段挑戦してみてはいかがだろうか。

出雲に越して来て、あともう少しで3ヶ月になろうとしている。ある程度、慣れ始めた頃。

生活をふと振り返ってみた。

関東にいる時は当たり前の様にやっていたことを出雲ではやっていないことに気がつく。

電車に乗らなくなった。

元々、千葉住みで出勤地は東京都内だった。

片道1時間半。まぁ通えない距離ではない。

毎朝毎朝、疲れ果てた顔をした同志と共に電車に揺られる。それだけで疲れる。そんな毎日からの解放された。

でも、車がある今はほとんど電車は乗らない。電車はお酒を飲みに行く時くらいだ。

現在出勤は徒歩。車を使うのは週2回のお休みの時。出勤で電車を使わなくなってから、心に余裕が出て来た。当時を思い返して、よくまぁたくさんの人混みを掻き分けたり、乗り換えをしたり出来ていたなと今更ながら自分を褒めたくなる。

コンビニに行かなくなった。

コンビニやマクドナルドなど、手軽に寄れる場所に行かなくなった。

これも要因としては、電車に乗らなくなった事が挙げられる気がする。

駅周辺には必ずと言っていいほど、コンビニが存在する。電車通勤だとついつい朝コーヒーを求め、寄ってしまう。コンビニ食もファストフードもたまに食べる分には嗜好品として捉えられる。ただ、毎日何かしらでコンビニなどに立ち寄っていた当時を思うと恐ろしい。今はコンビニ断ちをしたせいか、なんだか身体が軽く感じる。

歩きスマホをしなくなった。

歩くことが圧倒的に少なくなった為、歩くスマホをする暇が無いというのが実のところ正しい様に思うが。

出雲に来る前は、歩きスマホ、ながらスマホは当たり前。プラス、ここにノイズキャンセリングイヤホンをオン。

当時の1時間半の出勤時間を少しでも楽しく過ごせるようにと思うと自分にとって当然の選択だった。今となっては私のイヤホンはたちまち2軍落ち。何かに集中したい時にノイズキャンセリングを使ったり、友人との長電話で使うくらいで出番がぐんと減った。そのお陰か、耳への負担も減った気がする。

今回は出雲に来てやらなくなったことについて書き出してみた。今まで当たり前にやって来たことが、こっちに来て習慣から引き抜かれた。

そのお陰で心が軽くなったり、余裕が出来た。行動をシンプルにしたり、削る事で調子が上がる感覚を今回改めて感じた。

同じIターン女子とこの件について話してみたが、彼女とはまた意見が割れたのでこれはあくまでも私の意見として受け取ってもらいたい。

それでは今日はこの辺でまた!

2024.11.03

trattorìa 814

今回は私のお気に入りのお店を紹介したい。

trattorìa 814(トラットリアハチイチヨン)

出雲の平田にあるイタリアンのお店。

平田の木綿街道内にあるこのお店はこの道の中でも一際目立つ。

歴史情緒あふれるこの街並みになんともお洒落な飲食店。古民家の中には店主がこだわり抜いたインテリアが並ぶ。

こちらのお店は要予約。ランチとディナーの営業をされている。

お料理はコースだが、ランチに関しては前菜やパスタが数種類から選べる。

友人と「私はパスタ」「私はリゾット」なんて違った種類を頼んでシェアするのもあり。

順番に運ばれる料理に心奪われ、お口だけでなく目でも楽しめる。

デザートまであるコースは心もお腹も幸せいっぱい。

ランチとディナーのどちらも訪れてみて、私のおすすめはランチ♩

ディナーもより雰囲気が深まってムードある空間なのだが、なんといってもメニューを選べる楽しさがあるランチが私は好き。

美味しい余韻をなるべく長く感じる為にもランチで味わって友人とメニューの話をするのが、とてつもなく楽しい。ランチ後が素敵な時間になる。

写真はディナーのもの

まだ訪れたことがない方は、出雲市の平田町にある木綿街道を訪れて、trattorìa 814でお食事を頂いてみてほしい(^^)

Iターン女子 会員No.146

くろんぼ

"関東からIターンして来ました〜くろんぼです。 島根旅行で『ここに住みたい!』と思い、その2年後にようやく移住の夢が叶いました✨どうぞよろしくお願いします♪"