2023.11.08
神在月と渡り鳥の訪れ
こんにちは、あうら子です。
秋も深まり、11月に入りました。
旧暦10月である11月のことを、
全国的に「神無月」と言いますが、
出雲では、逆に全国の神様が出雲大社にお集いになるため「神在月」と言います。
最近はスカッと晴れた気持ちのいい天気の日が続いていたので、
眺めが良くて空の広さを感じられる出雲縁結び空港近くで散歩をしていました☀️
南の山々を眺めていると白いV字形の何かが東に向かって飛んでいるのが見えました。
よく見てみると、シラサギにしては首の長い、白い大きめの鳥たちが並び飛んでいるようで、
ラッパのような声を上げながら、頭上を過ぎ去り、宍道湖の方へ飛んでいきました。
地元の方に伺ってみると、コハクチョウという鳥だそうで、
この時期になると遠い地から渡ってきて宍道湖沿いにやってくるそうです🦢
コハクチョウの群れの行先をしばらく観察してみると、
田んぼや湿地がありそうな川沿いを行ったり来たりしているようでした。
冬の気配をかすかに感じ始めるこの時期、
コハクチョウの他、マガモやオオバンといった多くの渡り鳥たちが、食べ物を求めて宍道湖沿いに集まります。
昔の出雲の人々は、こうやって秋頃に決まって訪れる鳥たちをみて、
「空からも神様がいらっしゃった」と思ったのかな〜なんて思い馳せながら、
いろいろな鳥たちが集まる水辺を眺め、心穏やかに散歩しました。
宍道湖沿いにある館「ゴビウス」では、
宍道湖に飛来する鳥たちを観察するための望遠鏡を室内に常設しており、
ときにはバードウオッチングのイベントも開催されることもあります。
鳥ついて学べるスペースもあり、スタッフの方も常駐しているそうなので、
バードウオッチングを始めてみたいという方はぜひゴビウスに気軽に足を運んでみてください🦢🦆