小梅Iターン女子 会員No.135

先日、夕陽を見にいくと
太陽の沈む位置が山際から海に変わっていました

よくお会いする、浜を掃除してくださっている白長靴のおじさんと立ち話をしたら、先日は、夜ここで花火をしてそのあとのごみを片付けていない人がいたよ。と・・・
退職してからずっと稲佐の浜を見回りしたり、
きている人に声をかけて素敵な写真や動画を撮ってあげたりと
ボランティアでもう何年もそういうことを続けているようなのです。

私もリュックの中にビニール袋を入れておくようにしていますが

稲佐の浜に行った時、忘れられたのか、故意に置いていったのかわからないゴミを見つけたら、裏返した袋でなるべく素手では触らないようにしながら拾い、
家の中には持ち込まず、ゴミの日に出すようになりました。

夕陽を堪能したあとは、友人とご飯へ。
以前、その辺りに住んでるならおすすめだよ〜!と
タクシーの運転手さんに教えてもらいました。
少々わかりにくい場所にあるのですが、
名古屋コーチンの焼き鳥や焼きおにぎり、どのメニューも美味しくて
たっぷり楽しみました。ご馳走さまでした。

先日、出雲市駅から夜行バスに乗る友人を車で駅に送ることになりました。

関西行きの23時台などの夜行バスに乗る場合、
大社方面から出雲市駅へ向かう一畑電鉄に乗るには
平日なら遅くまで運行しているのですが、
土日に関しては一畑電鉄の最終電車が21時台と早めのため、
電車移動しかできない人は出雲市駅で長時間、待機する必要があるのです。

また、出雲市駅のセブンイレブンが22:30まで。
待合所の中はエアコンがきいており、椅子や机があってガラス張りで
一応安全な場所ではありますが、煌々とテレビがついていて音量も大きく
落ち着ける静かな場所とは言えません。

せっかくだから寄り道して、甘いものを食べに行こう!
バス停には少し前に送ってあげるからということで
夜、ケーキをいただけるBarへ行ってきました。

この日のラインナップ3種類から私と友人は
桃のタルト、お塩を添えたバスクチーズケーキを選びました。
他には抹茶のケーキもありました。

コーヒーやカフェオレなどのドリンクもあり
お酒が飲めなくてもおしゃべりを楽しめて、
お店の前に駐車場があるので、多少の雨なら傘はいりませんでした。

私にとっても友人にとっても、仕事を離れて、人と関わるこういう時間は大切です。楽しいひとときをありがとうございました。

出雲は箸の発祥、日本酒発祥の地ともいわれているそうです。

万九千社と立虫(たちむし)神社。

同じ敷地内に二つの神社が並ぶこの場所で
こちらで8月4日のはしの日にあわせ
お箸感謝お焚き上げ祭、神楽奉納があるということを知り、伺いました。

箸を持ち込み、お焚き上げすることも可能と聞いていたので
これまで使っていた箸を、持っていきました。⁡

流れはこんな感じです。
神楽の終了は20:30くらいになりましたが、最後まで拝見しました。
とても良い機会でした。

18:00~ お焚き上げ祭
19:00~ 錦田宮司による出雲神話のお話 「お箸のはじまり その昔」 
19:30~ 万九千社立虫神社神代神楽保存会による神楽奉納「八戸」

錦田宮司さんは、歴博の学芸員もなさっていたそうで
子どもでもわかるくらい、ジョークをはさみながら
楽しくお話ししてくださいました。
これが神楽の解説も兼ねていて、とても良い時間でした。

当日撮影されていたものも、youtubeにアップされるそうですが
あらすじの復習もかねて検索していて見つけたのがこちら4年前の映像です。
たしかに話し言葉は古文調なのですが、
連日見ると、台詞や流れがより理解できて、
神楽方の太鼓や笛の絶え間なく刻まれるリズムにもすっかり魅了されました。
https://youtu.be/zX9tvOm_09Y?si=lO9JOPYQ2uTBSTcs

宮司さんのお話しと、調べたことの覚書も含め、あらすじを・・・

アマテラスに高天原から追放されたスサノオノミコトが
出雲国の肥の河上(ひのかわかみ)に降ってきて、
川のそばを歩いていたところ上流から箸が流れてきたので、
きっと人が住んでいるのだろうと考え川を遡っていく。

そこで老夫婦(アシナヅチ、テナヅチ)が娘の稲田姫(イナタヒメ、クシナダヒメ)を前にして、すすり泣いているところに出会う。

なぜそのように嘆き悲しむのかとスサノオノミコトが翁アシナヅチに問うと、

毎年この地へやってくる八岐大蛇に、これまで大切に育てた娘を1人ずつ食べられてしまった。今年、最後に残った稲田姫まで失ってしまうのかと泣いているという。

それを聞いたスサノオは稲田姫を妻に迎えることを条件にヤマタノオロチを退治しようと老夫婦に申し出る。

アシナヅチが、あなたはなんという名前の神様なのですかと問うと
我は、陽の神(アマテラス)の弟 素戔嗚尊 と言っています。

お酒に酔ったオロチと激しい戦いの末、オロチの尾から得たのが

あめのむらくものつるぎ、三種の神器のひとつ。

他に・・・

・スサノオノミコトは稲田姫を櫛(くし)の形にかえ、
髪に差してその霊力を纏って戦ったから、奇稲田姫クシナダヒメという名もある。
・八岐大蛇を退治するために登場するのが、米や雑穀で作った酒。
・樽に用意した酒は毒酒というようなものではなく、八岐大蛇を悪と決めつけるものではなく、大蛇が鎮まるようにと捧げた酒だということ。
・スサノオノミコトが詠んだ歌
「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」

夜とはいえ、暑い最中、省略したりすることなく、丁寧に奉納される神楽・・・
すばらしく、あっという間の1時間でした。

ありがとうございました。

Iターン女子 会員No.135

小梅

関西から引っ越してきました。子どもの頃からいろんな土地に住みましたが、山陰は初めてです!出雲弁、丁寧な感じとホッコリさがあって好きです。職場の皆さんの会話を聞きながら、使い方を覚えていっています。