くろんぼIターン女子 会員No.146

出雲の斐川にあるピザ屋さん、ガリバーに行ってきた。

皆さんは好みのピザがあるだろうか。もっちりした生地なのか、サクサクとしたクリスピー生地なのか。

私の好みは厚めのパン生地である。このガリバーのピザタイプがまさにそれ!

噛む度にもちもちした弾力が楽しいピザで、チーズがたっぷりのっているのがとても贅沢!

お昼前にお店に行ったので、スムーズに入れたがお昼が近づくと続々とお客さんが入ってきた。

すっかり満席になったお店は賑わっていた。話は聞いていたが、さすが人気店だ。

テイクアウトもできるみたいなので、混み合っている時はお家に持ち帰って食べるのもいいなぁなんて思っている。

メニュー数も多く、ハーフ&ハーフも出来るので全制覇するのが楽しみである。

突然だが、私はエスニック料理や、中国料理など、スパイスを多用した海外のお料理が大好きだ。出雲で美味しいお店を探すのも良いのだが、これがお家で作れたらなと幾度となく思ったものだ。

最近では、スパイスからカレーを作る人も増えた。コロナの影響でお家時間が増えたのもあり、スパイスカレーに挑戦する人もいたのではないだろうか。

ただ、いざ作ろうと思うとなかなかの種類のスパイスを用意することになる。

スーパーで手に入るものもあれば、手に入っても少々お値段のはるものもある。

そんな時に、助かるのが海外製品の輸入スーパーだ。日本のスーパーでは、お目にかかれないものたちがずらーっと並び、おまけにお値段もお手頃なのだ。

関東にいた時から、輸入品スーパーは好きでよく通っていたが、ここ出雲にも見つけた!

大津にあるMr. Market Store Izumoだ。

スパイスはもちろん、お肉やパン、ホットスナックなど豊富な品揃えに非常にワクワクする場所であった。

見慣れない商品に囲まれるとなんだか旅行に来たような気分にもなる。私が行った時はお客さんはほぼ外国の方で、それぞれの言語が飛び交っていた。

そしてもつひとつ、私が輸入スーパーが好きな理由はある。それは商品パッケージのポップさであったり、奇抜さやカラフルなところだ。

何も買わなくてもその場所にいるだけで元気をもらえる気がするのだ。

お目当てのものもゲットしパワーもチャージして、素敵な1日になった。買った食材やスパイスでこれから料理するのが楽しみである。

2025.01.05

お雑煮

お正月にいただくお雑煮には地域性があることはよく知られている。

だが、その地域にいないと実際にいただく機会はなかなか無い。

出雲にはぜんざいか出汁を効かせたお雑煮の2種あるのだそう。

お正月が近づくにつれ、スーパーにおびただしい数の餅が並ぶ。そのどれもが丸い。

関東では角餅が主流な為、丸いお餅は見慣れずどこに行っても丸いお餅しか置いてないことに驚いた。

関東のお雑煮は出汁に角餅や鶏、小松菜やにんじん、椎茸と具材が多く入っているが、出雲のお雑煮は非常にシンプルである。

出雲の友人が作ってくれたお雑煮は、お出汁にお醤油と味醂を入れ、丸餅に岩海苔をトッピングしたものだった。

年末年始仲間で集まって沢山お酒を飲んだ翌日なんかには身体全体に染み渡る。お雑煮はお正月の呑兵衛達にも優しいものである。

初めての出雲のお雑煮だったが、シンプルな具材になんだかご縁を連想させる丸餅の特別感に心躍るお雑煮であった。

また出雲のお雑煮を食べられるのを楽しみに、1年を過ごそうと思う。

まだ私が移住する前の観光客の時から大好きなお店、幸。何を頼んでもハズレが無い中華料理屋さんだ。

一畑電車の雲州平田で降りて、徒歩5分圏内にお店がある。

観光の時と、移住後で何回か行っているけど、メニューを制覇出来ていない

ひとつひとつのお料理がボリュームがあるため少人数で行くと数を多く頼めないので困る(笑)

前回食べた美味しかったものをそのまま頼んでしまうからなかなか冒険ができずにいるのも悩みのひとつ。

幸に行ったら絶対食べたい「麻婆豆腐」は私的安定固定のメニュー!

定期的にこの麻婆豆腐が食べたくなる。

ライスも一緒に頼んで、麻婆ライスにすると満足。満腹。

お店に行ったのは夜のみだが、ランチ営業もしている。

聞くところによると、私の大好きな麻婆豆腐とエビチリが食べられるらしい。ボリューム満点で安い!という情報が入っているので、ぜひ今度はお昼に行ってみたいなと思っているところだ。

カウンター席や奥に個室、テーブル席もあって1人の方から大人数まで、いつも賑やかなお店。地元の方から愛されてるお店だなと感じる。

近所で美味しい中華が食べられるなんて幸せだな。幸の話をすると食べたくなってしまうから困ったもんだ。また近々お邪魔しよーっと!

早く食べたくて、写真を撮ったのが食後になってしまった時のもの。

2024.12.22

くるみ市

この頃の物価高で野菜が高くて嘆いていたら、友人からお薦めされたのがくるみ市。

出雲市の大津町にある市場。野菜や果物、それ以外にも調味料や木で作られた温かみのあるカトラリーなど、地産地消が心掛けられているお店だった。

季節の新鮮なお野菜が並び、価格もお手頃な為ついついカゴに沢山放り込んでしまう。

大手スーパーに並ぶ野菜達よりここに並ぶお野菜の方が売り場でのびのびとしているようだ。つまり、より生き生きとし、より鮮やかに見える。破格!とまではもちろんいかないけど、こんなにフレッシュな季節のものを手に取る事ができるのは嬉しい。

歩いてふらっとの距離にあるわけでは無いので、そんなに頻繁には行けないけど、休日に訪れたい場所になった。

市場の隣にはパン屋さんがあり、甘い小麦の香りに誘われてついついパンも購入。

12時のオープンの前からお客さんが並び、皆さん結構な数をまとめて買っていかれる。

その情報だけでも、かなり美味しいパンなんだなぁとハードルが上がる。

「今日のパンはゆっくり発酵したけん、とっても美味しく仕上がりましたよ〜」と店員さんの一言でさらに上がる期待値。気付いたら、周りと同じように多めに購入していた。

新鮮なお野菜と香り豊かなパンを助手席に乗せてはしる帰路は心が踊りっぱなしだった。お家で食べるのがとっても楽しみだなぁ。

虹に遭遇する街、出雲。

こちらに引っ越してきて、度々感動させられる事がある。それは空いっぱいにのびた虹によく遭遇する事だ。

関東にいる時は年に一度見られれば良いくらいの虹が、この出雲では頻繁に見られる。

曇りだと思えば、降り出して、雨かと思えば少し先は晴れていたりと、出雲の気まぐれな天気が虹を生むみたいだ。

なにしろ関東で見られる虹は高層ビルに邪魔されて、その全貌が把握出来ない。

しかし出雲なら広い空に広がる虹を楽しむ事ができる。

こないだは見知らぬ人と一緒になって虹をカメラに収めたりなんかした。

虹が生んだ小さなコミュニケーションになんだかほっこりした。

しっかりと弧を描いた虹を見られるのは、歳をいくつ重ねても嬉しいものだ。

そして何よりも素敵だなと思うのは、虹を見て「今日もいい日だ」と言える人が多い事だ。素敵な感性のある人が多く集まる場所に来られて本当に良かったなぁと思う。

虹の綺麗な街、出雲。

12月の頭に高校生3名と大人(地元民、UIターン含む)6名による小規模な交流会に参加した。

交流場所は平田町のイトウケンチク分室にて13時から15時まで行われた。その間終始笑い声が絶えず、和やかな雰囲気だった。

今回の交流会は第2回目だそうで、高校生からの要望で開催が決まった。私は今回が始めての参加だった。普段の生活ではなかなか話せない高校生のお話が聞けて、フレッシュさと夢に向かうエネルギーを存分に受け取った。素敵な経験だったし、なにより非常に楽しかった。

大人の参加者の半分は地元の方、もう半分はUIターンの方だった。今回の小テーマに「移住者から見る出雲」というのがあり、私の発言が高校生の方にどう届いたかわからないが、拙い言葉の中に出雲に対する愛を込めた。届いていたら良いなと思う。

今回の交流会で印象的だったのは、高校生達の「好き」が転じて、イベントを企画する行動力だ。「食べることが好き」と話した高校生が好きがゆえにフードフェスを開催させたと聞き、驚いた。また、地元の活性化を図ろうとする姿や将来やりたい事に関して話す姿がとても頼もしかった。

今回はひとまず交流会という形であったが、この会を通して高校生と大人達が一緒になって地元のイベントを企画したり、自分達が楽しいと思う先に人が集まる仕組みが作り出せたらななんて思う。

高校生のエネルギシュさと大人達の経験を掛け合わせたらなんだか面白い事が生まれそうでならない。今後が楽しみだ。

2024.12.01

師匠に会いに

出雲大社を超えて山道を登って行くと「山のうえの吉や」さんがある。

そこは伝統工芸品の木地人形を作っている作業場だ。木地人形とは、こけしに惚れ込んだ職人の松谷さんがそのろくろ技法を取り入れ作る美しい丸みが特徴的な人形だ。

雛人形や、干支の人形など、色んなものを作られている。

ご縁があって何回か作業場には遊びに行かせてもらっている。

実際弟子入りしているわけではないのだが、なんだかつい師匠と呼びたくなってしまう。それはきっと松谷さんの人柄だと思う。

松谷さんは伝統工芸品の木地人形の他に椅子やテーブルなど色んなものを作っている。

「一見関係ないことでも、どこかで繋がる」

色んなことを見たり、聞いたり、やってみることで、それがヒントとなる。それが木地人形作りに生きてくる。そんな話をうかがって心底納得してしまった。

視野を狭くせず、気になったらやってみることを大切にしていきたいなと思った。そうすることで、私の移住生活もより豊かになっていく様に思う。

遊びに行く度に「気づき」をくれる松谷さん。だから、師匠と呼ばずにはいられない。

松谷さんの作品は出雲大社の神門通りにあるアントワークスギャラリーや島根ワイナリーの近くにあるじくの店で実際に見ることが出来る。もちろん購入も可。

兜もカッコいいけど、私が好きなのは黒柿で作られたお雛様。1万本に1本と言われる希少な木で作られるお雛様はランダムに入った黒色が特注感を強める。

是非この機会に伝統工芸品の木地人形を実際に見に行ってみて欲しい。

http://www.kichiya.jp/artist.html

2024.11.24

塩炊き体験

塩炊き体験

10月の末に塩炊き体験をしてきた。

斐川にある自然派食品のスーパー「素然」でお客さんとして来ていた塩作りをしている方とご縁があり、体験に参加する運びとなった。

場所は鷺浦。道中、道が狭かったり、曲がりくねっていたりここで合ってるのか?と思いながらドキドキで向かった。日本海に沿った道が気持ち良くて、一旦車を停めて眺める時間をとってみた。波の音が良いBGMとなってついうとうとしてしまいそうだった。人もいないし、なかなかの穴場スポットなのでおすすめ!

朝の海の空気をいっぱいに吸って、気分うきうきで目的地に到着。

「火おこしからやってみる?」と聞かれて、間髪入れずに「ぜひ!」と答えた。

落ち葉や細めの枝を拾い集めるところからスタート!麻紐を裂き小さな鳥の巣を作り、それを火種として大きく安定した火にしていく。

炭にしっかり火を移すまで長らくうちわであおぎ続けた。今の時代スイッチひとつで火を起こせるが、こうやって苦労した火にはなんだか愛着が湧いてしまう。

鍋に海水を入れ、あとはひたすら水分を飛ばす作業。沸騰させ続ける。

その間のフリータイムでは普段使用している塩炊きの釜を見せてもらった。

塩炊きの際に出来るにがりで手を洗うとツルスベ肌になる実験をしたり、にがりで洗った焼き芋をつくったり、マグネシウムを含む塩の素晴らしさを沢山教えて頂いた。

焦げ付かないように、定期的に鍋の蓋をとり混ぜる。ある一定のラインを超えると塩の結晶化が始まる。ぐつぐつ煮える鍋の中にキラキラの結晶が踊っている様でとても綺麗だった。

今回のお塩はアラメ入り。アラメという島根でとれる海藻を入れた藻塩。ミネラルたっぷりのお塩が出来上がった。

出来たての焼き芋に、自分の作った藻塩をつけていただく。火おこしから始めている分、とてつもない満足感に包まれる。

残りのお塩はお持ち帰りし、いろんな食事に使用している。使う度に自分で作ったんだよなぁ。と手料理が普段より美味しく感じる。気がする笑

普段、当たり前の様に使う「お塩」だからこそミネラルやマグネシウムの豊富なものを使いたい。

興味のある方は是非、塩炊き体験に行ってみてほしい♫

コチラで塩炊き体験しました〜

鵜鷺コミュニティセンター

11月に入り、もう半袖では歩けなくなった。暑さが落ち着き、肌寒くなってからやってみようと思っていた事。

一畑薬師の1300段の階段を登ること。

一畑薬師には一度訪れた事がある。

車で山道を進むと本堂に続く階段を数十段残したところに駐車場がある。

その駐車場からはお土産屋さんやお洒落なシフォンケーキのお店にすぐ辿り着き、さらに進み階段を登っていくと本堂に到着する。

しかし、一畑薬師にはこれとは違ったルートがひとつ存在する事を知った。

それが通称1300段の石段と呼ばれるもので、一畑坂下から薬師本堂まで続いているものになる。

昔は本堂までこの道しか無く、みんな参拝するのにこの石段を登っていたらしい。

真夏に1300段を登る自信は到底無く、秋を迎え涼しくなったころに石段チャレンジをしよう!と企んでいた。

薬師坂下に車を停め、いざ登り始める。

一畑薬師の石段は高さが無く、平べったい。

しかもなんとなく手前に傾斜がある様な感じだ。

沢山の人がこの道を通ったんだろうなとわかるくらい石がすり減ってふと歴史を感じる部分と元々斜めに設置された様な部分とが混在している。前日の雨と日の当たらない場所では苔も多く、足元が危ういシーンもあった。

石段に高さがない為、一段づつ登って行くには少し物足りなさを感じたが、一段飛ばしを採用したらすぐに息が上がった。

途中、あと何段という標識が励ましてくれる。

石段のスタートから3分の1は木が茂りひんやりとした苔ゾーン、そこを抜けると身体もポカポカしだし、陽の入るゾーンへと進む。

写真を撮ったり、美味しい空気を存分に吸い込んだり、、、ゆったり登っていた気がしたが、15分かからないくらいで本堂に到着。

意外とあっさりと登れてしまった様な気がした。

こっちに来て、車生活をしているとなかなか歩くこともなく運動不足が心配だったが1300段は心地よくチャレンジ出来る手軽な運動だなと感じた。

そして、これまた本堂の脇から見える景色に驚く。案外こんなにも高いところまで登って来たのかということに。

宍道湖を眺めながらクールダウン。

車で来るショートカットバージョンも良いけど、1300段を登ってこそ感じる登頂でのこの開放感は格別だなぁと感じる。

一畑薬師は目のお薬師さまとして有名。

目玉親父のブロンズ像も数体あり、それぞれが可愛らしいポーズを取っている。山上商店街でいただくおまんじゅうもあんこがたくさん詰まっていて美味しい。

見所満載の一畑薬師!ぜひあなたも1300段挑戦してみてはいかがだろうか。

Iターン女子 会員No.146

くろんぼ

"関東からIターンして来ました〜くろんぼです。 島根旅行で『ここに住みたい!』と思い、その2年後にようやく移住の夢が叶いました✨どうぞよろしくお願いします♪"