プリンIターン女子 会員No.129

先日、勤務先の方に教えていただき、今在家のチューリップ畑を訪ねた。

途中、菜の花畑に目を奪われつつも、ナビに従い車を走らせると、さらにそれを超える絶景がとびこんできた。例えるなら虹色カーペット。これだけの品種、一斉に咲かせることができるものなのだな。

100a(アール)の圃場に50種、30万本のチューリップが植えられているとのこと。
100
a=100m×100m=10,000㎡
あれ、計算あってるかな。
野球のグラウンド1個分のチューリップ畑、圧巻だ。

チューリップの生産量が富山、新潟に続き、島根は3位、鳥取は4位だと安来のチューリップ農家さんに教わったことがある。
球根を大きくするために、これから花摘み作業、そして初夏の日差しが照りつける5月から6月にかけて球根掘りが待っている。コメ作りも同時進行で進めていかなければならないとその方はおっしゃっていたが、こちらはどうなんだろうか。無料でこれだけ楽しませていただいているのだから、もし作業の手伝いを募集されるならば、皆、喜んで参加するだろう。

山の端に太陽がさしかかると、風がでてきて鯉のぼりが勢いよく泳ぎはじめた。青空の下はもちろん、夕暮れ時の逆光でながめるチューリップ畑もステキだな。

 


今在家チューリップ

〒699-0644
出雲市斐川町今在家


 

2024.03.28

出雲は東日本

先日、職場の先輩から桜餅をいただいた。出雲の老舗和菓子店、坂根屋さん。私がいただいたのは、こし餡だったが、粒餡もあるそう。クレープ生地がモッチモチ。

桜餅といえば、粒々の餅米にくるまれた道明寺が幼い頃から定番だったので、スーパーでこの形をはじめて見たときは驚いた。関東風がクレープタイプの長命寺、関西風が粒々お餅の道明寺。出雲は桜餅は東日本なのね。皆さんはどちら派だろう。

子どものころは苦手だった塩漬の桜の葉。はがして食べていたけど、大人になった今は一緒にいただくと風味があって美味しい。

2024.03.27

追突注意

出雲市武志町。
そこには不思議な踏切がある。
https://maps.app.goo.gl/capDY2Fzd9Svv1eV9
横断者用の信号機がついているのだ。

はじめてここを通過したときの苦い経験。
そのときの信号は青。踏切を通過するときは必ず左右確認の一旦停止と思っていたので、軽くブレーキを踏みこんだ私に後続車からクラクションの洗礼が。
皆さん、信号機付き踏切の通過の仕方、わかりますか。

先日はじめて赤信号に変わり遮断器がおりてきた。
左手からやってきたのはカボチャ色の一畑電車。レトロな車輌でとても可愛い。たしかハロウイーンが近くなると顔にヒゲがつくんだよね。
電車が通り過ぎると信号は青に。ここは一旦停止をしなくてもよい踏切。これは目の前に県外ナンバーがいたら、とまるかもしれないから注意だなと、前回の失敗から学ぶ。ちょうど対向車線からやってきたのは鳥取ナンバー。あ、やっぱり止まった 笑

2024.03.23

出雲弁④

音は同じだけど、意味の違う言葉、同音異義語。
例えば「雨」と「飴」、「橋」と「箸」など。
イントネーションが多少違っても、日常会話で誤解を招くようなことはないと思うのだが、出雲弁はこの限りではない。

目があわん

なんと、昨日の晩は目があわんだったわー


昨日の晩、誰かに目をあわせてもらえなかったのだろうかと思いきや、なんと眠れない、眠りたいのに、まぶたがくっついてくれないの意味であった。これは全く通じない 笑

2024.03.21

苺一縁

島根県でイチゴの産地といえば?

いちばんに安来市を思い浮かべる方が多いのではないだろうか。かく言う私も、県外の友人に発送するときは、安来市にある「道の駅あらエッサ」まで足を運ぶ。安来では「苺一縁(いちごいちえ)」というキャッチーなフレーズとともに、イチゴは縁結びのラッキーアイテムになっているそう。縁結びの地、島根県ならではの言葉遊びが面白い。

話が脱線してしまったので本題へ戻そう。

先日4種類のイチゴ詰合せセットをいただいたのだが、色、形、大きさとともにパッケージに貼られた品種シールをみて驚いた。「島根県出雲産」紅ほっぺ、かおり野、天使のいちご、スターナイト。初めてみる品種名もさることながら「え、出雲産?」出雲にイチゴ農家があることを初めて知ることとなった。

生産者である「春日さんちのいちご園」を検索してみると、出雲市西園とある。まだまだ土地勘がないので、あの辺りかという想像はつかないが、ブドウではないイチゴのビニールハウスがあったりするのかな。

苗から花が咲き、実になり、収穫から出荷まで、想像以上にコスト、労力、手間がかかる。消費者目線では単価が高いと感じるだろうが、父方の祖父母がイチゴ農家をしていたこともあり、安価なほうだと個人的には思う。春日さんちの作業風景を想像しながら一粒一粒味わっていただいた。来年は出雲から出雲産イチゴを友人に送ることにしよう。

 

出雲で梅といえば、斐川公園にいくといいよと教えていただき、早速行ってみることに。
階段を登った丘陵地にはたくさんの梅の木があり、長いレンズをカメラに携えた方が数名ほど。皆さんのお目当ては「梅とウグイス」ならぬ「梅とメジロ」。カメラマンの間では「ウメジロー」と呼ばれる春の被写体。

梅園内はマスク越しでもわかるほど梅のよい香りが漂う。足元の花びらも風情はあるのだが、どうやら先日の風雨で花がかなり散り傷んだ様子。
それなりに画になりそうな花つきの良い枝を探し、梅の花の蜜を吸いにやってくるウメジローを狙う。驚かせないようにそっと近づき待つこと数分。梅の枝のなかをぴょんぴょんと、かなりのスピードで動き回るターゲットを発見。あまりの速さに追いつけない 笑

なんとかカメラに収まった1枚。
まだまだ蕾の木もたくさんあったので、次回またチャレンジだ!

 


斐川公園
〒699-0631
島根県出雲市斐川町直江3864-2


 

2024.02.22

出雲弁③

「元気ですか?」を表現する英語のフレーズは 「How are you?」と中学のとき授業で習った。実際ネイティブは「What’s up?」や「How’s it going?」を多用する。こちらのほうがカジュアルでカッコいい。

そこで今回は覚えたての
「元気ですか?」出雲弁表現を2つ紹介。さっそく明日から使ってみよう。


まめなかね?(まめ-な-かね)

「まめ」は元気、体の調子がよいという意味。
「まめなかね?」と相手に聞かれたら「まめにしちょーよー」と答えよう。

えすこにしちょらい?(えすこ-に-しちょらい)

「えすこ」はいい具合、ちょうどよいという意味。
「しちょらい」は「している」。
  
出雲弁は語尾に「らい」がつくことが多い。「居る」 は「おらい」、「している」は「しちょらい」といった感じ。先住地である鳥取西部では「居る」は「おんなる」、「している」は「しちょんなる」。似ているようでちょっと違う。出雲弁って温かくてかわいらしい。

某テレビ番組ではないが、せっかく出雲に来たのだから地元の美味しい飲食店にいってみたい。というわけで、職場の先輩方に「オススメの飲食店はありませんか」ときいてみた。

さすが、地元レディのみなさん。
候補は次々とあがり、検索のスピードが追いつかないほど。
スマホ内の写真とともに、店の雰囲気、接客、料理の盛付け、量や味にいたるまで、情報誌やウェブサイトの口コミよりも確実だ。

数ある候補の中から今回はこちらの喫茶店。



〒693-0035
島根県出雲市芦渡町653-5



サチと書いてユキ。
昔からあるお店とあって、昭和な雰囲気が漂うゆったりとした店内。5種類のモーニングの中から「おにぎり」を注文。(モーニングLO. 10:45)

  • おにぎり
  • ベーコンエッグ
  • 唐揚げ
  • サラダ
  • みそ汁
  • コーヒー

地元マダムたちのガールズトークをBGMに、大変美味しくいただきました。ランチタイムの「ゆき定食」「しあわせランチ」も気になるところ。ぜひまた行かねば。

2024.02.13

出雲そば

朝昼晩、三食そばでも苦にならない程度でそばが好きだ。
近所におすすめの蕎麦屋がたくさんあるのは、移住して嬉しかったことのひとつと言える。

出雲そばといえば、殻のついた実をそのまま挽く、挽きぐるみの粉を使用することや、三段重ねの丸い器に入った割子そばが特徴的。一段目を食べ終えたあとに残ったつゆを二段目にかけ、それをまた三段目にかけて食べ進む。

箸の持ちかたにも厳しかった父の、一見行儀の悪いその食べかたに正直目をうたがった。この文化を知らない観光客は、以前の私同様に驚かれるのだろうな。

 

さて問題。
次のうち、日本三大そばの正しい組合せはどれでしょう。

 ① 戸隠そば・出雲そば・更科そば
 ② 戸隠そば・出雲そば・わんこそば
 ③ 戸隠そば・出雲そば・へぎそば



正解は②でした♪

長野の戸隠(とがくし)そば、岩手のわんこそばと並び、出雲そばも日本三大そばのひとつ。
いつか新潟のへぎそばや、山口の瓦そばも旅先でぜひ食べてみたい。

 

2024.01.29

働く灯台

日御碕灯台

島根半島の最西端、断崖の上にそびえるのは、石造りでは日本一の高さと、日本で5箇所しかない3mの巨大レンズをもつ白亜の灯台。日御碕灯台

以前撮影で立ち寄ったとき、青い空、海と灯台のコントラストがとても印象的だった。自宅から30分の距離となった現在。夜明け前、もしくは夕方に出掛ければ、働く姿を見ることができる。

朝焼けを期待したこの日、狙い通りにはいかなかったものの、明るくなりはじめる空と対照に、灯台の温かな光が薄らいでいく光景は心動かされるものがある。

柱状節理

ここ日御碕、足元に目をやると非常に面白い。

大昔の大噴火の痕跡。
ドロドロの溶岩が流れ、冷え固まるときにギュッと縮み割れ目が入ると四・五・六角形の柱のようになるのだそう。節理は、割れ目の意味で「柱柱状節理(チュウジョウセツリ)」というらしい。

蜂の巣、亀の甲羅、積木…
踏んだらゴゴゴッと柱が沈んで、仕掛けが発動しそうだった 笑