バラをたべる
70年咲くバラ
むかしむかし、雨上がりの通勤途中。
美しく咲いたバラに心奪われたパン職人がいたそうな。
この感動、なんとかパンにできないかものかと試行錯誤して生まれたのが、いまや出雲のソウルフードと呼ばれている「バラパン」のはじまりだとか。不思議な形のパンと、そのパッケージがまたなんともレトロで可愛らしい。
上下左右から舐めるように眺めたあと袋から取り出す。フワッフワのパンは、力加減を間違えると壊れてしまいそうだ。このバラパン、出雲流の食べかたがあるらしい。波型の花びらの部分を1枚ずつちぎって、間に挟まれたクリームをつけて食べてみた。かなりの甘さかと思いきや、実にほどよい。そして懐かしい味。そして最後までバラの花感。これで花占いできそうだね。花びらの数は常に奇数にしておいていただかないとだな 笑
こだわりつづけて70年。
1日2000個を手作業でこしらえるというのだから職人さんたちの技ってすばらしい。
島根県出雲市の「バラパン」製造会社