先輩Iターン女子の声

ゆりをIターン女子 会員No.048

2020.01.31

ねこの特等席

冬の間、畑には何も植えないことにしました。
その代わりに枯葉や肥料をすき込み、夏に向けて栄養たっぷりの土に育てています。
畑の脇には使い切れなかった枯葉が山盛りになってしまいました。

 

久しぶりに晴れた昼下がり。
窓から畑を見ると、どこからかやってきた ねこが日向ぼっこしていました。
写真の右下、ふかふかの枯葉の上で仰向けになって寛ぐねこ。
無防備すぎて笑いましたが、ぽかぽかとした陽だまりの中で目を細めるねこの姿に、こちらまで心地よい気持ちになりました。

 

この感じ、何かに似ているな…と思ったら、前回ブログに載せた茅刈りの昼休憩の写真とそっくりでした!
ねこもひとも、やってることはあまり変わらないですね(笑)

2020.01.30

茅刈り研修

雲南でのワークショップに続き、茅葺きメンバーで研修に行ってきました!
研修先は滋賀県。琵琶湖周辺で茅を収穫されている茅葺きの企業へ視察に伺いました。
茅葺き事業に関するお話を伺い、実際に茅刈りもさせていただきました。
青空のもと、軽トラックの荷台に乗って茅場へ向かい、仲間と声を掛け合いながら茅刈りに汗を流したのがとても気持ちよかったです。

 

写真は昼休みの様子です。
茅を積み上げて作った風よけの中に入り、みんなで丸くなってお弁当を食べました。
なんだか原始的な生活のように感じられますが、現代でもこんな素敵な暮らしをしている方がいて、文化が受け継がれています。
今回の体験は、暮らしの根源に立ち返り、自分の生き方を考えるきっかけとなったように思います。

 

このブログでも12月にお知らせした茅刈りワークショップを開催しました!

この企画では茅葺き職人さんをお招きし、茅刈り体験と職人さんによるレクチャーを行いました。

 

茅刈り体験では職人さんに刈取り方法や束ね方、実際に葺く際の茅の使われ方などを教えていただきながら刈取りを行いました。

冬の澄んだ空気の中、河川敷での刈取り作業はとても気持ちの良い時間でした。

レクチャーでは今まで職人さんが手掛けられた茅葺き民家にまつわるお話や、地域ごとの材料や工法の違いについてなど、興味深いお話を聞くことができました!

 

このワークショップは今月2回開催し、参加者は両日ともに約15名!予想よりたくさんの方が参加してくださいました!今回の企画で得られたもののひとつとして、この「人との繋がり」が大きな収穫だったと思います。

新しいことに挑戦する時、仲間がいることはとても心強いものです。職人さんをはじめ、茅葺きに関心のある参加者の方々と出会えたことは本当に嬉しいです!

 

ワークショップは今後も何度か開催する予定です!また多くの方と繋がり、活動の輪が広がっていくと良いなと思います(^_^)

正月休みを利用して、ずっとやりたかったスツール作りをしました!

実は一年前から材料は揃っていたんですが、なかなか作る時間ができず先延ばしになってしまっていました。なので今回作れたのは本当に嬉しかったです!

 

スツールの座板は松、脚は栗です。松はとある建築現場で余ったものをいただきました。

座板にはノミで凹凸を付けています。お尻の骨の位置に合わせて彫りを深くしているので、長時間座っても疲れにくいのです!

その他にも電気カンナやサンダなどの工具を使って加工し、最後にオイル塗装して完成!

 

初めてのスツール作りだったので不安でしたが、なんとかできてホッとしました

ヘタクソな部分も含めて思い入れのある物になりそうです。

これから大切に使っていきます!

2020.01.28

初登り

お正月にお仕事繋がりの登山部で旅伏山に登りました!

ちなみに、旅伏山は以前にブログでも「ゆりをの気ままに一人登山!」的に紹介しています。

私は割と単独行動も好きですが、仲間と話しながら登るのもすごく楽しかったです(^_^)

 

この初登りでは山頂でお餅を食べるのが恒例。今回はぜんざいで頂きました!正月らしい。

他にもお茶を立てたり、饅頭を出したり、コーヒーを淹れたり、それぞれ持ち寄ったものをシェアして楽しみました。山頂は寒かったですが、斐伊川を望む美しい景色を眺めながらみんなで美味しいものを食べて温まるのは至福の時間でした。

 

登山部は網や小鍋などアウトドアグッズをしっかり使いこなすメンバーばかり!

私も去年 山に登り始めてから色々と揃えてきてはいるものの、まだビギナークラス。

これはチャンス!ということで、山の先輩方にアウトドアグッズの話を聞きまくり!

「これがあれば、山登りがもっと楽しいぞ!」と夢が広がったお正月でした。

今年も色々な場所に出かけたいと思います( ˘ω˘ )

2019.12.31

茅葺き道具

なんと!斐川の元茅葺き職人さんから茅葺き道具をお譲りいただきました!

茅葺きワークショップの事を知られ、わざわざご連絡いただいたのです!

 

いただいたのは鋏、針、たたき。

どれも年季が入り美しく輝いているように見えます。長年大切に使われてきたんですね。

 

「もう使わんくなってしまったけん、もし良ければ使ってください」

受け取りに伺った時、道具だけでなく元職人さんの気持ちも受け取ったように感じました。

 

技術、文化、風土

地域の方々が大切にしてきたものを私も愛しく感じます。それを残すことが使命だとは思いませんが、次の世代にも素敵なものを素敵だと伝えたいと ごく自然に思いました。

2019.12.31

餅つき

大掃除が終わると餅つきが始まります!

去年もブログに載せたので、今年はその道具をご紹介。

餅米を蒸す時に使う「せいろ」です。

 

せいろに蒸し布で包んだ餅米を入れ、かまどで湯を沸かした上に乗せます。同じように餅米を入れたせいろを重ね、下から順に蒸されていく構造です。写真は3段に重ねて蓋をした状態。

しばらく待ち、餅米を指で潰して芯がなくなったら完了。臼に移して餅を叩きます。

 

去年、このせいろを初めて見た時は使い方が分からず焦りましたが、使ってみれば簡単。セットしたら待つのみ!

初めの湯沸かしや餅米の仕込み(前日から水につけておく)もありますが、それも楽しみの一つでもあります。

 

餅つきが終わったらきれいに洗い、乾かして、箱にしまってまた来年。

長いお付き合いになりそうです。

 

職場(古民家)の大掃除です!

普段掃除できない高いところの梁を掃除するのは一苦労。

脚立に登り、梁上の埃と煤を落とします。

やり始めるとたくさん落ちるから楽しいんですけどね

 

古民家に溜まった一年分の色々。

ここは築200年だから、その分 大切にされて溜めてきた色々もあるのでしょう。煤だけじゃなく。

古民家さん、来年もよろしく!

 

毎年恒例!職場の忘年会です!

今年はクリスマスの時期だったので、持ち寄りの料理もクリスマスらしい華やかな彩りに。

秋に収穫した蕎麦「出雲の舞」も食べましたよ〜!

去年より風味が良く、とっても美味しかったです!

 

今年もたくさんの方にお世話になりました!

また来年も頑張ります!

何のための茅刈りか?という話ですが、もちろん茅葺き屋根のためです!

職場の設計事務所で出雲地方の茅葺き文化の継承・発信を目標とした活動を行っているのです。

 

以前ブログで紹介した金言寺もそうですが、出雲地方には茅葺きの建物や民家が残っています。

それらは葺替え時期を迎えていますが、人手不足や費用が高額なことなどから葺き替えが困難になっています。

 

どの家も茅葺き屋根だった頃は「結(ゆい)」といって、各集落での共同作業により茅の生産から葺替えまで行ってきました。

茅葺き民家が減少した現代では結がなくなり茅場もなくなってしまったため、わざわざ遠方から職人と茅を調達しなければなりません。このため、費用が高額になってしまうのです。

島根では職人不足も深刻で、県内には2名のみ。一方、他府県では後継者が育成されつつあるようです。

 

前置きが長くなってしまいました。

つまり

出雲地方の茅葺き民家が残っている今、この美しい文化や景観を次世代へ繋ぐためのことをしよう!

ということで活動が始まったのです。

 

その第一歩として、まずは小さな納屋の葺替えを目指し、材料となる茅刈りを行っています!

納屋は職場の敷地内にあるものです。

茅刈りも葺替えも自分たちでやってみて、建物を使ってみて、試行錯誤しながら進めていく事になります。

長い道のりになるかと思いますが、たくさんの人と一緒に楽しみながら進んでいきたいと思っています。

 

1月には市民参加型の茅刈りワークショップを開催予定です!

これを機に、多くの方と一緒に出雲の美しい情景を未来へ繋げていければと思います。

どなたでも参加できます!

興味のある方は是非お申し込みください^_^

 

◼︎ 茅刈りワークショップ詳細

http://www.esumi-atelier.com/4585

 

Iターン女子 会員No.048

ゆりを

鳥取県産のくだものです。 美味しい食べものが好きです。