プリンIターン女子 会員No.129

2024.08.30

幻の食材

昨年GETできなかった幻の食材を求めて道の駅 湯の川へ。

定期的に訪れては空振りに終わっていたので、7月中旬に訪れた際、店員さんに聞いてみると、盆頃には販売されるという情報を得た。そろそろあるかなと覗いてみると、あった!!!!

幻の食材の正体は「出西(しゅっさい)生姜」。
何年前だったか、ここの道の駅に立ち寄った際に店頭に並ぶ、葉付きで小ぶりな色白生姜の姿に一目惚れ。醤油に漬け込んでそのまま食べるというレシピを試してみたら、もう忘れられない味。あの驚き、未だに鮮明。

出雲市斐川町で栽培されているこの出西生姜。
市場にあまり出回らないことから、幻の生姜といわれている。スーパーの野菜コーナーに並ぶ、通常の生姜の値段と比べると恐ろしい金額だが、食べたらわかるその違い。あまりの嬉しさに節約してるにも関わらず沢山買ってしまった。生姜だけを買いにきたのだが、野菜も品揃え豊富で新鮮で安い。カゴがどんどん重たくなる危険な道の駅 湯の川 笑

2024.08.28

出雲弁⑧

「ただものーだんだん」

意味がわからない挨拶言葉に目が点になる。
「だんだん」は「ありがとう」という意味で、鳥取でも日常耳にするが「ただもの」とは一体?

タダモノではない?
クセモノ?
ただいま?

皆さん、意味わかりますか?

なんと「いつもありがとう」という意味の挨拶言葉。
サザエさんに登場する三河屋のサブちゃんでいうなら「まいどー!」的な?
本当に出雲弁はユーモラスだ 笑

2024.08.15

贅沢なくらし

前の晩、寝落ちして4時に目が覚めた。
いつもなら二度寝するが、外をみると満点の星。ペルセウス座流星群、皆さん見れたかな。少しずつ明るくなりはじめた東の地平線上に、のぼりはじめた冬のオリオン座がいる。さっきまで燦々と輝いていた星が、明るさを失い空に溶け込んでいくこの時間はすきだ。

街灯りもほどほどにあるというのに、出雲は星がよく見える。星がよく見える、といっても地方と都市部では感覚が違うことも。学生時代に大阪で暮らしていたとき、ホームシックになった私を友人が連れ出してくれた場所は、星が一番きれいに見えるという山の高台。今日は最高だと喜ぶ友人とは裏腹に、1等星がぼんやりと輝く空。手を伸ばせば星に届きそうな、無数に降ってくるようなあの感覚はそこにはなかった。

先住地の鳥取県は星取県というネーミングで星空を全面的にアピールしている。大山観光局では星空と写真を使った、記憶と記録に残る面白いツアーがあり、県内外、海外のお客様からも好評だ。出雲市の星空撮影スポットといえば、稲佐の浜や日御碕が有名だが、なにか観光ツアーがあったりするのだろうか。

しかしながらいつもの日常生活で、玄関の扉をあけて空を見上げれば満天の星。住居が2階ということもあり、カーテンを開けて星を眺めながらベッドで眠りにつくこともある。なんとも贅沢なくらしだが、日の出より前に起きないとシミ・そばかすが確実に増えるな 笑

2024.08.12

老舗の名店

出雲でお寿司を食べるなら絶対ココ。
自信満々でオススメされた、回らないお寿司やさん「江戸前 よしき寿司」へお邪魔してみた。

駅前の狭い路地を少し入り、暖簾をくぐる。入口におかれた蚊取線香の香りががさらに昭和な雰囲気を醸し出す。店に入るとカウンター越しに大将と女将さんが温かい笑顔で迎えてくれる。ネタの並んだガラスケースを正面にしたカウンター7先と、入口左側にある座敷にテーブル席2つ。

とりあえずの刺身の盛合せは、とりあえずと言った言葉を訂正しないといけないほどの絶品。濃厚な肝が添えられた歯ごたえ抜群のサザエ、高級魚のシマアジ、おかわりしたい気持ちを我慢して握りを注文。値段が書いていないので少々恐ろしいが、ウニ、イクラ、シマアジ、玉子、、、次々と注文。

その中でも一番のお気に入りが「芽ネギ」。ネギのスプラウトとでも言うのか、見た目も美しいが、噛んだ瞬間のシャキシャキした歯ざわりと、爽やかな香りと辛みは病みつきになる美味しさ。

食事の進み具合を見計らったように、サービスで提供してくださる「アラ汁」。
下処理が丁寧にされているのか、魚の臭みが全く無い、旨味たっぷりのやさしい味わい。こんなに美味しいお店を知ってしまうと、他の寿司屋にいけなくなりそうだ 笑

 


江戸前 よしき寿司

〒693-0001
出雲市今市町末広町1273
0853-21-2181

2024.07.31

ふるさとの味

牛の骨からダシをとる「牛骨ラーメン」をご存知だろうか。

豚骨といえば「博多」だが、牛骨といえば「鳥取」。
全国的にはまだまだマイナーだが、元鳥取県民の私には昔ながらの慣れ親しんだ味。出雲にも牛骨スープのラーメン屋さんがあるんだよと、職場の先輩から教えていただき早速お邪魔してみることに。

ちいさなお店だとは聞いていたが、情報どおりカウンターで5席のみ。なるほどこれは競争率が高いはずだ。提供されるまでの間、厨房で奮闘する店主を眺めて待つ時間もまた楽しい。

琥珀色した透明スープは見た目と違ってしっかりとしたコクと旨味。自家製のストレート麺は、ツルツルプリプリ。口の中でほどけるチャーシューたち。

そしてこの牛骨スープ、コショウがとにかく合うのだ。飲み干さず、追いコショウしたスープと飯の組み合わせは最強。
店主さんは鳥取中部のご出身なのだとか。ふるさと鳥取の味が出雲で食べられるのは本当に嬉しい。リピーター決定。


麺屋 ハレの日

〒693-0006 島根県出雲市白枝町448-3
11:00-14:30、17:00-20:00(麺がなくなり次第終了)
月曜定休 

2024.07.30

古民家カフェ

Cafe LINQ Takasegawa

高瀬川沿いにある築100年はあろうかという古民家を改装したカフェに行ってきた。
柳の木、風情のある佇まい、灯りの落ちる水面、川のせせらぎ。
今度引っ越しするなら、こんな雰囲気の場所にで暮らしてみたいものだ。

店内は外観から想像していたよりもずっと広く、グリーンのカリモクソファーがとてもオシャレ。奥の方にも席があり、坪庭を眺めながら食事ができるようだ。

単品メニューもあったが、夜ランチ「YORU LUNCH」を注文。
スープ、サラダ、プレートと順番に提供されるのだが、盛付がオシャレで崩してしまうのが勿体ない。
料理を美味しそうに撮影する物撮りセンスがほしい。
夜遅くまで営業されているので、話が尽きることのない女子会をするならオススメなお店かも。


Cafe LINQ Takasegawa

島根県出雲市今市町733
11:00-24:00 木曜定休

2024.07.29

出雲弁⑦

「おぞっ」「おぞい」「おぞかった」
怖い、恐ろしいという意味の出雲弁。


「振り返った嫁の顔が、ほんにおぞかったわー」

おぞいという言葉は聞き慣れず、なんだか可愛らしくて、まったく怖そうに聞こえない私。井戸から貞子が出てきても「わ、おぞっ」と言われたら恐怖が半減するような。

ちなみに、先住地では
「きょとっ」「きょとい」「きょてかった」
古文の三段活用みたい 笑

2024.07.26

難読パン屋

Le CochonD’or

お店の看板の字がオシャレすぎて読めないパン屋さん。フランス語で書いてあるであろう、最初の「ル」だけハッキリ発音して、あとはゴニョゴニョごまかす。

読み方は「ル コションドール」

金の豚という意味らしい。金の豚は幸せを呼ぶ幸運のシンボルで、食べた人がみんな幸せになるようにという意味がこめられているそうだ。

今回は市外のお世話になった方への手土産に購入。ここは隣にカフェが併設されているのだが、オシャレすぎておひとり様では敷居が高い。友人を誘って朝イチできてみたい。

2024.06.27

出西ブルー

職場の先輩への新築祝い選び。
何名かで募ってお渡しするのに、どんなものが喜んでいただけるか話し合う。「新しいキッチンで腕をふるわれるのに、出西窯の器はいかがだろう」の案に皆大賛成。

出雲市にある工房「出西窯(しゅっさいがま)」
日用品としての使い勝手の良さを大切にしていることから、器はシンプルなものが多い。そのなかでも一際目を引くのがやはり「出西ブルー」なんともいえない美しい青色。お祝いの品はこちらのセット。自宅用にもほしいところだが、また今度。

出雲の友人から、ブルーアワーの空の色だよと教えていただいたことがあるが、本当かな。


出西窯

〒699-0612 島根県出雲市斐川町出西3368
TEL 0853-72-0239 / FAX 0853-72-9219
定休日:火曜日
https://www.shussai.jp

2024.06.20

芋代官のイモ

先日、湖陵にある圃場でサツマイモの苗植えをした。

職場の福利厚生の一環で、初夏には苗植え、秋には芋堀り大会が恒例行事となっているそうだ。
朝8時から1時間程度、畑というより砂丘のようなフカフカの砂地で、畝のシートの穴に苗を1本ずつ差しこむ。L字型に茎を水平に約10cm埋め、砂土をかぶせていく。大人より子どものほうが手が早い 笑

普通のイモ苗とは少し違う、赤紫色の茎。
石見銀山の芋代官が伝えた西浜イモという種類なのだそう。
出雲市湖陵地域を中心に栽培されたこのサツマイモは、なんとも言えない黄金色で、ホクホクとろける食感が特徴だとか。想像しただけでお腹が減る。

秋の芋掘り大会が楽しみだ。